こんにちは、里山移住者ブロガーのchayo(@bloggers_chayo)です。

梅シロップは簡単に家で作れるらしいけど、どうやって作るの?初心者でも失敗しない作り方のコツは?
こんな疑問に、梅シロップを6年ほど、毎年作っているchayoが答えます。

梅シロップは簡単にできるよ。6年作って分かった、失敗しないコツも紹介します
今回は、初心者でも失敗しにくい冷凍梅を使った「梅シロップ」の作り方を紹介します。
青梅を貰ったのをキッカケに、試しに作ってみた梅シロップ。
これがchayoのお気に入りで、ここ6年ほどは毎年、大量に梅シロップを作ってます。
また作った梅シロップの使い方と、梅シロップ作りに慣れてきた人向けにワンランクアップさせる作り方も、併せて紹介します(*^-^*)
収穫した梅の虫出しのやり方は?
市場やスーパーで買った梅なら、たいていは消毒しているから、虫出しをしないでOK。次の下処理に進んでください。
ただ自家製の梅や、知人から梅を貰った時は、基本は無農薬。青梅で虫がいることはレアだけど、気になる人は虫出しをして下さい。
ただ何度か虫出しをしてるけど、木の上で収穫した梅は、一度も虫がいたことはないですよ。
虫出しのやり方は?
虫出しのやり方は簡単。ボールに梅がつかるほどの水を入れて、45分~1時間水につけておく!これだけ。
その後は、水きりをしてから、次の処理に進んでね。
ちなみに45分~1時間、水に漬ければ、98%の幼虫が出ていくとのことだよ(‘ω’)ノ
冷凍梅でつくる梅シロップの材料
- 冷凍梅 1.0~1.2キロ
- 氷砂糖 1キロ
- 酢 20~150cc (※量はお好みで!)
chayoは氷砂糖1キロに対して梅1キロで作っていたけど、それだとちょいと甘いので、1.2キロほどで作ってます。
そこらへんは好みでね。ただあまりにも糖分が低いと、エキスがでにくくなるから、そこは注意してね!
梅シロップに入れる酢は、お好みで!
酢を入れなくてもOKだけど、酢を入れると発酵がおさえられて失敗しにくくなるから、酢を入れるのはオススメ!
酢には血液サラサラ効果もあるし、入れると梅シロップの味もサッパリするから、chayoは少量入れてます。
尚、使う酢は、お好きな酢でOK。chayoは冷蔵庫にある穀物酢を使うこともあるけど、リンゴ酢の方がおすすめ。
リンゴ酢は、他の酢と比べて酸味が控えめで、爽やかな味。リンゴ酢だけで飲む人もいるし、梅シロップとの相性もばっちりですよ。
保存瓶はアルコール消毒をしてね!
chayoは保存瓶を使って梅シロップを作っているけど、作る前に、あらかじめ消毒しておいてくださいね。
ホワイトリカーで消毒する詳しい手順は、こちらを見てね。消毒用エタノールでもOKです!
冷凍梅を使った梅シロップの作り方
虫出しをした後は、下記の方法で作ります。
ここでchayoは大量に梅シロップを作るから、梅シロップを作りやすいように、氷砂糖1キロに対する梅の量をあらかじめ測って、その分量をビニール袋に入れて冷凍してます。
ちなみに梅を冷凍すると、繊維が壊れて、早く梅シロップを作ることができるよ。
- 梅の重さを測って、梅の量毎にボールに入れておく
- 竹ぐしを使って、ヘタを取る
- 梅を流水で優しく洗う
- 梅は水分が天敵。キッチンペーパーやタオルで水分をふきとる
- しっかりと水分を飛ばすために、2時間ほど、陰干ししておくと安心
- ビニール袋に入れて、24時間以上、冷凍する
- 冷凍梅を消毒した保存瓶に入れて、その上に氷砂糖を入れる。その上に、梅と氷砂糖を交互に入れる
- 最後に酢を入れて、瓶ごとひっくり返し、全体に混ざるようにする
- 冷暗所に保存 (写真は梅2キロ分。2キロだと5リットル瓶でギリギリ。もし入らない場合は、数日たてば氷砂糖が溶けて上部に空きができるから、そうしたら氷砂糖を入れる)
- 直射日光の当たらない冷暗所で保存。ただし1日2~3回、瓶を振って、溶けた氷砂糖(シロップ)が梅に浸かるようにしてね
- 3日ぐらいして梅シロップができてきたら、瓶を振らずに、静かに熟成させる
- 梅の風味がしっかり出てくる2~3週間後が、梅シロップの目安の完成です♡
- 梅がシワシワになったら、ザルを使って、梅を取り除いて、シロップを冷蔵保存してね!
- 遅くても1か月半以上経ったら、梅を取り除いてね

1週間後くらいから、飲むこともできるよ。梅の風味が弱いかもだけど、chayoは待ちきれなくて、シーズン初めには、だいたい飲んでます(苦笑)
3日くらいまでは砂糖を早く溶かすためにも、瓶をしっかり振ってね!
梅シロップの氷砂糖を早く溶かすのが、失敗せずに、梅シロップを美味しく作るコツ!
だから瓶を振ったりして、氷砂糖を早く溶かしてね。
またchayoはこんな風に瓶を傾けて、梅シロップが梅にかかるようにしています。
梅が空気中にむき出しのままだと、梅が発酵しやすいから、その防止です。
冷凍梅を使って作る梅シロップの経過
早い時は1週間ほどで梅シロップが作れるけど、この写真を撮った時は約1カ月かかりました。
漬けこんでいる時期の気温や、作る量によって変わるから、参考程度にね。ちなみに梅2キロです(^^♪
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漬けた直後。瓶のギリギリいっぱい | 1日後。氷砂糖が、若干とけてきた。瓶に空間が! |
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10日後。氷砂糖がほぼ溶ける。chayoは、このくらいから、上から飲みだしてます(笑) | 37日後。梅もシワシワになって、良い感じ。梅を濾して、梅シロップの完成♡ |
できあがった梅シロップは冷蔵庫に入れて保存してね!
できた梅シロップは、chayoは冷蔵庫に保管して飲んでます。そうすれば、1年ほど、日持ちしますよ♡
基本は緑の蓋の容器に入れてるけど、それ以上の梅シロップはペットボトルに入れてます。
ペットボトルなら冷蔵庫で横に保存できるし、シロップが注ぎやすいので、重宝です(*^-^*)
ちなみにペットボトルに詰める前に、酢を入れてシャカシャカ振って、消毒している。
あと、少し残った氷砂糖がある時、chayoは梅シロップと一緒に放り込んでます。少しでも溶けてほしいからね!
常温保存するなら、梅シロップを煮詰めておくと安心
冷蔵庫に空きがないなら、冷暗所で保存しても、梅シロップは1~2カ月は日持ちするよ。
ただその場合は、加熱処理をしておいた方がベターです。
加熱処理のやり方は、鍋に梅シロップを入れて、弱火にかけて、アクを取り除きながら、15分ほど鍋で煮詰めるだけ。
ただ、シロップを沸騰させると梅の風味が飛んでしまうから、沸騰させないように弱火でね!
ちなみに加熱処理すると、溶け残った氷砂糖もちゃんと溶けるよ♪

chayoは、基本、冷蔵庫で保存するから、この作業はしていないよ。でも加熱処理した方が日持ちするから、不安ならやってね!
小さい保存瓶で作ると、出来上がりが早いよ!
小さい900mlの保存瓶で、梅320g、氷砂糖300gで作ってみたら、1週間ほどで梅がシワシワになって、良い感じに梅シロップができました。
当たり前だけど、梅の量が少ない方が、梅シロップは早くできるよ!
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漬けた直後 | 3日後 | 1週間後 |
梅シロップが泡立っている!発酵?どうする??
梅シロップに泡立っていたら、発酵している可能性が高いよ。
発酵していても飲めるけど、そのままにしておくと発酵が進むから、こちらの対処をしてね!
梅シロップを氷砂糖で作るのは、なぜ?
梅シロップを作る時に氷砂糖を使うのは、
- 浸透圧で梅のエキスがしっかりと抽出される
- 氷砂糖は砂糖の中で最も純度が高いから、梅の風味が失われにくく、クリアな味になる
- 保存瓶の底に沈殿しにくい
chayoも基本は、氷砂糖で作ってます。
梅シロップの氷砂糖が足りない!どうする?
梅シロップの氷砂糖が足りないときは、他の砂糖でも作れます。
chayoも氷砂糖がスーパーの棚から消えてしまった時、料理で使う砂糖(上白糖)を使って作ったよ。
上白糖で作れば、コスパが安いし、味も美味しくできる。でも写真のように、保存瓶の底に沈殿して固まってしまうのが困りもの。
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上白糖で漬けてすぐ | 6日後。上白糖が底にびっちり沈殿! |
ちなみにこの砂糖を溶かすために、保存瓶を横にしてコロコロ転がしたり、消毒した箸でかき混ぜたりしたけど、大変だった。
氷砂糖は沈殿しにくいのは、ありがたいです。

使う砂糖の種類で梅シロップの味が変わるから、いろんな砂糖で作ってみて、好きな味を見つけてね!
保存瓶はひっくり返さないで!
沈殿した砂糖を溶かすために、このデッカイ保存瓶を写真のようにひっくり返したら、蓋から砂糖があふれて失敗(泣)!
このタイプの保存瓶は、逆さにしないでね!!(※保存瓶の取扱説明書にも、逆さはNGと記載されていた)
梅シロップの梅を取り出すタイミングは?
梅シロップの梅がシワシワになってきたら、取り出してね。目安は、だいたい2~3週間です。
梅を漬けっぱなしにしておくと、渋みや酸味が出るし、梅の実が発酵して、シロップも発酵してしまうかもしれないよ。
だから遅くても、1か月半までには、梅をとり出しておくのがベターです。
ただし発酵大好きなら、そのままでもOK。発酵好きな友人は、1年以上漬けて、酢の代わりに使ってるよ。
尚、chayoは一度、2カ月ほど梅シロップの梅を漬けっぱなしにしていたら、梅シロップがかな~り酸っぱくなったことがある。多分、発酵していたね。あの酸っぱさは(^^;)
それ以来、遅くても1か月半以内には、梅を濾すようにしています。
梅シロップを作った後の梅の使い道は?
梅シロップを作って取り出した梅。コレをどうするか悩みどころなので、使い道を調べました。
定番は梅ジャムですが、梅ゼリーや甘露煮、他にも梅味噌、梅醤油なんかも作れます♪
梅シロップづくりで分かった失敗しないコツ
さて。ここで6年ほど、梅シロップを作って分かった失敗しないコツは
- 保存瓶はしっかり消毒しておく
- しっかり水分を取ってから、梅を冷凍する
- 24時間以上、冷凍させた冷凍梅を使う。冷凍すると繊維が壊れて、エキスが早く出るよ!
- 酢を入れて、発酵防止!
- 氷砂糖を使う。浸透圧の影響で、梅のエキスがしっかり出るし、瓶の底に沈殿しにくいよ!
- 梅シロップを漬けたら、早く砂糖を溶かすためにも、瓶を振る
- 1か月半以上、梅を漬けっぱなしにしない。ザルで濾す
- 保存瓶は、直射日光の当たらない冷暗所で保存する
- 「砂糖:梅=1:1」が基本。この分量を大幅に変更しない
梅シロップをさらに美味しく作る方法
梅シロップ作りに慣れてきたら、次の2つの方法で作ると更に美味しくなるよ。是非、挑戦してみてね!
ただどちらも梅シロップが発酵する可能性が高くなるから、そこは注意して下さい。
美味しい梅シロップ①冷凍しない梅で作る
冷凍した梅ではなく、冷凍しない梅で作ってみて!
chayoは冷凍しない梅と冷凍しない梅の両方で作ってみたら、味の違いが予想以上でビックリ。
冷凍しない梅の方が、酸味は弱くて、梅の風味が濃くて、美味しかったよ!
ただし冷凍梅は1週間でできたのに、冷凍していない梅では2週間かかったけどね。
美味しい梅シロップ②青梅ではなく、黄色い完熟梅で作る
ふだんは青梅で梅シロップを作っているけど、黄色い完熟梅でも作って、比較してみました。
すると、完熟梅は桃のような香りがして、梅の甘さもして味が濃厚で、美味しい(キッパリ)!
この味の違いには、本当にビックリしました。ただし、本当に完熟してると柔らかすぎるから、触ってまだ固い、ほぼ完熟梅で作ってね!
梅シロップをどう使う?おすすめの飲み方やデザートは?
梅シロップを今まで炭酸水で割った梅ソーダーで飲んでいたけど、牛乳で割った梅ラッシーを知ってからは梅ラッシーばっかり(笑)。
そこで梅シロップの使い方をまとめました。
予想外の使い方もいろいろ見つけたから、いろいろ作ってお気に入りを探してね!
梅の下処理方法と、冷凍梅を使った梅シロップの作り方のまとめ
梅をご近所さんからもらって、試しに作ってみた梅シロップ。
これが大好きでchayoはココ6年は、毎年大量に梅シロップを作ってます。
夏の暑い時期に、炭酸水で割った梅ソーダーと、牛乳で割った梅ラッシー。これが最高です(*^-^*)
しかも梅のクエン酸は、夏バテ予防になるしね。暑い時期に大助かりです♪
ちなみにchayoは旬の時期に1年分の梅を大量にGETして、せっせこ下処理をして、冷凍庫でおねんね。
梅シロップがなくなったら、冷凍庫から冷凍梅をとり出して、作ってます。おかげで冷凍庫は、いつもパンパン。でも幸せ(笑)
梅の保存方法を、こちらにまとめました。梅は冷蔵保存に向いてないから注意してね!
梅の情報
梅を手に入れるなら、ネットが便利。農家さんからの直送品が手に入るよ♡
また良い梅を安く手に入れるなら、三重県いなべ市にある梅林公園での梅の実もぎ取り体験はオススメ!
3キロが1000円とリーズナブルだし、梅もぎ取りは楽しいよ♡ただ1年で2日のみの開催だから、必ず日程確認してね。
chayo家はこの梅の実もぎ取り体験を知ってからは、毎年大量の梅をGETしてます。
傷もないキレイな梅が手に入ったら、手作り梅酒はどうですか?友人から長期保存用の梅酒の作り方を教えてもらったので、chayoも漬けてます♪