ラベンダーを増やして、ラベンダー畑を作りたくなった私。でもお高いから苗をたくさん買えないから、増やすしかない。そこで今回はラベンダー挿し木のやり方と、実践して分かったことをまとめました。
私が育てているラベンダーは、大学時代に富良野旅行で憧れたイングリッシュラベンダー(写真奥)と、フレンチラベンダー(写真手前)の2種類です。
ラベンダーの挿し木に挑戦!
ラベンダーを増やすには挿し木が一番楽とのこと。早速フレンチラベンダーでレッツトライ!
尚、挿し芽はグランドカバーのクラピアで経験しているけど、ラベンダーはもちろん初めて。手順などを調べてから、挿し木に挑戦したよ。最初は敷居が高く感じたけど、意外にやってみればできるもんです(‘ω’)ノ
挿し木に必要なもの

発根促進剤はなくてもOKらしいけど、やったほうが成功率がググンとUPするとのこと!ルートンなら300円ほどで買えるから、せっかくやるなら、あった方がいいよ!私はたくさん挿し木をして、ラベンダー畑を作りたいのだ!!
ラベンダーの挿し木の方法
ラベンダーの挿し木には最適な時期があって、それが春(4月~6月)と秋(9月~10月)の年2回。特に5~6月が最適!
- 元気な親株を選んで枝の先端から7~8cmを切る
- 下から3~4cmの葉をとる。私は花は切って、花だけ収穫したよ(写真左⇒右になるよ)。ただなるべく花がついていない子で挿し木する方がベター
before after - はさみで根っこを斜めに切る (※斜めに切ることで、広い面からたくさんの水を吸うことができるよ)
- コップに水を入れて、2~3時間吸水させる (発根促進にメデネールを使用するなら、メデネールを入れた水で吸水させてね)
- 給水させている間に鉢の準備。素焼き鉢に敷石を入れて、挿し木用の土をいれる。ちなみにマスキングテープに挿し木した日を書いておくと、管理が楽だよ
- 給水させたら、挿し穂に発根促進剤をつけて~
- 鉢に植える。挿し穂は葉をとった位置くらいまで、刺してね!
- 水をたっぷりあげて、指でギュギュッと押して、挿し穂と土を密着させる
- 半日陰で、風通しが良い場所に置く
- 1ヶ月~1カ月半、毎日水をあげながら、根が出るように管理する

他の人は新品の植木鉢を使ったり、鉢底石を使ったりしているけど、我が家は大家さんの置き土産の素焼き鉢だし、庭にあった石を鉢底石として使った。それでもちゃんと育ったよ!ラベンダーはハーブだし、丈夫だね!!
挿し木の成長過程
ラベンダーの挿し木の成長過程です。
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挿し木直後 | 5日後 元気に成長中! |
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2週間後 元気に成長中。大きくなったし、つぼみをつけた子もいるよ! | 4週間後。確認すると、根っ子が出ている子がいて、その子は植え替えしたよ。でもまだの子が大半だったので、そのまま様子見 |
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6週間後。4週では発根していない子でも、何本かは発根したよ!ただ3本は枯れちゃった |
ラベンダーの挿し木の成功率
フレンチラベンダーを2回挿し木しました。上は1回目の挿し木の成長過程だけど、発根が遅い子もいて、ぐちゃぐちゃになっちゃったから、2回分をまとめて確認。ちなみに1回目の挿し木から、6週間後に確認してます。
計45本を挿し木して、成功は29本。13本は元気だけど発根してないから、様子見。3本が枯れました。
途中経過としては
- 挿し木成功率は64.4%
- 様子見ちゃんは28.9%
- 失敗が6.7%。
この数値が高いのかどうかがわからないけど、とりあえず挿し木が何本も成功したのは、単純に嬉しい。5苗だったのが、一気に29本増えたからね(*^^)v

様子見していた子だけど、その後に2018年は例年にない酷暑が襲い掛かり、そのせいでせっかく発根した子も枯れたり、鉢に植え替えした途端に枯れた子もでて、本当は数値を出したかったけど、できなかった。でもパパリンが毎朝水やりを頑張ってくれたおかげで、様子見ちゃんの子もだいたいは成功したよ!来年に再度チャレンジして報告するね!!
無事に発根した子を鉢に植えたよ!
2回挿し木をして、できた子をどんどん鉢に植えました。こちらは6月9日の様子。初めて挿し木して増やしたにしては上出来です(*^-^*)。ただ上にも書いたけど、この後に襲いかかった例年にない酷暑のせいで、枯れちゃった子も(つд⊂)
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イングリッシュラベンダーの挿し木にも挑戦!
フレンチだけじゃなく、イングリッシュラベンダーの挿し木にも挑戦しました。手順はフレンチラベンダーと全く同じです。
酷暑のせいで枯れた子もいるけど、夏の酷暑を乗り切った子の10株を10月3日にプランターに植えたよ。何はともあれ、挿し木で成功したのが嬉しい!
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ラベンダーの挿し木で分かったこと
ラベンダーの挿し木をして実感したのは、根が出るまでの約1月~1カ月半の挿し穂の管理が一番大事です。
挿し穂には水を毎日あげる
根がないから乾燥させないように、水を忘れずにあげてね。
我が家は毎朝パパリンがジョウロで水をあげていたんだけど、1日旅行で家を留守にしたんです。そうしたら、その間に数本が枯れてました。前日までは元気だったのにね。くれぐれもお気をつけを(”ω”)ノ

ある人曰く「水やりをしすぎると発根が遅れる」とのこと。我が家は毎朝あげていたから発根に時間がかかったのかもしれない。でも毎日水やりをしないと枯れたから、そこは環境・時期によるとも思うから、各自でいろいろ試してみてね!
挿し穂は半日陰で風通しが良い場所で管理してね
挿し穂は直射日光を避けた半日陰で、風通しが良い場所が良いとのことで、最初は軒下に置いてました。でも軒下は半日陰になるけど、風通しがイマイチなんで、ちょっとした木の下にお引越し。そこなら半日陰になる上に、風通しが良いからね。そうしたら挿し木ちゃんたちも元気になったよ!
が、ローズマリーも挿し木していてかなりの鉢の数になり、半日陰にならず直射日光にあたりまくりの子も出ちゃって、その子は枯れちゃいました。鉢の置き場所は重要だよ!
親株が元気な子で挿し木をする
挿し木は親株のクローン。だから元気な親株を挿し木しないと失敗します。
私はイングリッシュラベンダーがまだ元気ないくせに、どうしても増やしたくて、挿し木をしたんだけど、ほぼ全滅という悲惨な結果に。その後に親株が元気になってから再度チャレンジして成功したのが、今回報告した10株。
挿し木は親株のクローンというのが身に沁みたよ、本当(;´д`)トホホ…
根っこが伸びる子は伸びるから、挿し木用の土はたっぷりと!
ラベンダーの挿し木で驚いたのは根っこの伸びがよい子は本当に伸びるってこと!だって、見て。発根した子の写真だけど、4週間でこんなに立派に伸びているんだよ。しかももっと長い子は、長いよ!
鉢の底に石を敷いていたんだけど、その石の下まで根っこが入りこんじゃった子もいて、とるときにうっかり根っ子を1本切っちゃった。
だから挿し木用の土はたっぷり鉢の中に入れた方が良いよ。私はケチって失敗したから、次からはたっぷりと入れてます。
発根が早い子と遅い子の差がある!
発根する子は一気にするけど、遅い子は遅いです。葉っぱは元気で茎も元気な子は、そのまま挿していたら2週間後には、見事に発根していたこともあるよ!
夏の暑い時期に植え替えしないのがベター!
2018年は例年にない酷暑が襲い掛かり、毎日が37℃超えという日々。そのせいで発根しているからと鉢に移し替えしたら、根付く前に枯れちゃいました…。朝に水やりしていたのに、酷暑過ぎたんだろうな。
その後はしょうがないんで、発根を確認せずに、バーミキュライトに挿したままに。涼しくなってから、鉢に植え替えたよ。バーミキュライトは水分保持力が高いからか、いくつかは酷暑を乗り切ってくれたよ!
ラベンダーの挿し木をした感想
挿し木は手間も時間もかかるけど、成功するとマジ嬉しい。ラベンダーは夏前には剪定しないといけないから、5~6月に剪定を兼ねて挿し木に挑戦するといいよ!
またラベンダーは花がなくても、剪定しているだけで、いい香りがほわわ~んとするよ。香るのは花だけじゃなくて、茎や葉っぱも香るんだな~と、しみじみ実感できるよ(●´ω`●)
挿し木の敷居は高く感じるかもしれないけど、実際にやってみると意外にできるもんです。私は初心者だし、途中で酷暑に襲われもしたけど、成功した子もいるからね!それに例え失敗しても、それで学ぶんですよ、きっと(。-`ω-)(←いろいろ失敗ばかりです)
さぁ、ラベンダーをいっぱい増やして、ラベンダー畑を作るぞぉーー。今回イングリッシュラベンダーが10本、フレンチが29本増えた。また来年に挑戦だ( `ー´)ノ
夢だけはでっかい私のイングリッシュラベンダーとフレンチラベンダーの育て方をまとめてみました。フレンチラベンダーは挿し木した子を畑に植えたし、ちょいとラベンダー畑らしくなってきたよ。夢に向かって頑張ってます!
せっかくラベンダーを育てているんで、鑑賞するだけじゃなく、活用しない手はない!ってことで、花を収穫してドライにして、ポプリにしたり、紅茶にしたり、何かと活用中。一押しはラベンダーオイル!いい香りなんだな~