こんにちは、里山移住者ブロガーのchayo(@bloggers_chayo)です。
柚子湯って、どうやってやるの?柚子湯の効果は何?それにそもそも、なんで冬至に柚子湯に入るの?
こんな疑問に、身近に柚子がいっぱいあることから、冬至にはココ数年、柚子湯を楽しんでいるchayoが答えます。
柚子湯に入るのは邪気を払うためだけど、体も温まるよ!そんな柚子湯のやり方と注意点を教えます
2022年の冬至は12月22日(木)です。
冬至には柚子湯に入って体を温めて、コロナとインフルに負けないように、元気に過ごしてね!
なぜ冬至には柚子湯なの?
「柚子湯に入れば風邪をひかない」
江戸時代頃から日本では上のように言われていて、冬至に柚子湯に入る習慣があります。
コレは、なぜ?
冬至は一年で一番、日照時間が短くて、太陽の恵みを受けにくい。それに不安を感じて、無病息災を祈るようになったのです。
それでこの時期に旬を迎える柚子の香りが邪気を払うと考えられ、禊として柚子湯に入るようになったとのこと。
他にも「ゆず」=「融通」がきく。「冬至」=「湯治」の語呂合わせでもあるよ。日本人は語呂合わせ、好きだよね~
柚子湯の効能
語呂合わせから来たかもしれないけど、柚子湯は、寒い時期にピッタリなんです。
柚子の香り成分の作用で、交感神経が刺激されて、血流が良くなる。それで体の芯から、温まれるんです♡
他にも、肩こり・腰痛・冷え性・むくみが緩和されるとも言われています。
しかも柚子の香りでリラックスできるから、夜の安眠にもつながりますよ。
さらに皮に含まれるビタミンCには保湿効果もあり、ピーリング効果でお肌がツルツルになるとも。柚子湯は女性の強い味方です!
柚子湯の注意点は肌がピリピリすること!
リラックスできて、体の芯から温まれる柚子湯だけど注意点があります。それは肌が痒くなったり、ピリピリすること!
この原因は2つあり、1つが柚子の皮に含まれる香り成分の「リモネン」。
リモネンには油を溶かす性質があって、お肌に必要な皮脂も、落としてしまうんです(泣)。
ちなみにリモネンはその洗浄力で、ハンドソープや台所洗剤にも使わています。
そしてもう1つの原因は、柚子の果汁。柚子果汁の酸が強くて、肌への刺激が強いんです(肌は弱酸)。
このリモネンとゆず果汁が原因で、柚子湯に入ると、ピリピリとしたり、痒みを感じたりすることがあるんです。
特に小さい子供や肌の弱い人は、気を付けて。あと肌が丈夫でも、疲れている時は要注意!
肌は丈夫だけど、生理の前後とか疲れている日は、柚子を割ってお風呂に入ると、肌がピリピリ~ってなることがあったよ
柚子湯でピリピリしないための工夫
ピリピリしないためには、柚子の果汁とリモネンを減らすことがポイントです。
- 柚子をしっかりと水洗いしておく。柚子の表面に多いリモネンを流せるし、農薬や汚れも落とせるよ
- お風呂に入れる柚子の数を少なくする
- 果汁が出にくいように、柚子を丸ごと入れる
- お風呂で柚子を揉まない。揉むと、柚子の果汁やリモネンが出てくるよ
- 柚子を湯通ししておく。香りは減るし、手間もかかるけど、刺激も減るよ
柚子湯で肌がピリピリした時はどうする?
対策していても、柚子湯で肌がピリピリすることがあります。
そんな時は湯船から出て、シャワーでしっかりと肌についた柚子の成分を流してください。
そして入浴後は、ローションやクリームで、お肌をしっかりと保湿してね!
柚子湯のやり方は?
さて。次に柚子湯のやり方を、4つ紹介します。柚子の香りの広がりや、肌へのピリピリ刺激もあるから、自分の好みのやり方を選んでね(‘ω’)ノ
尚、柚子の量は、本柚子の数です。花柚子なら本柚子よりも小さいから、数を増やしてね。
ふだん柚子を料理しているchayoの感覚では、「本柚子1個=花柚子2個分」です。ただし、あくまで参考程度でね。
柚子湯のやり方①丸ごと柚子をお風呂に浮かべる
皮を切るとリモネンも果汁も出やすくなる。だから切らずに、そのまま丸ごとドボン!とお風呂に入れます。
これだと刺激が少ないし、見た目も楽しいし、子供も柚子を投げたりして遊べます。
ただ柚子風呂の魅力である柚子の香りが弱くなるのが、ちょいと残念。
ちなみにお湯200リットルに対いて、柚子2~3個くらいがおすすめ。1個だと香りが弱いよ!
柚子湯のやり方②輪切りの柚子をお風呂に浮かべる
丸ごとの柚子をお風呂に入れるよりも、香りも出るし、有効成分も多くでます。
それに半分に包丁で切っておけば、見た目も良いよ。
ただ果汁とリモネンが湯船に出やすいから、そこはご注意を。200ℓのお湯に半個くらいと、柚子の量を少なめにするのが無難です。
また種や果肉なんかが湯船に散らばることがあるから、布巾に包んだり、排水溝ネットに入れると良いよ。
最初は丸ごとで楽しんで、途中から柚子を手で半分に割ってる。柚子を割った時に湯船に広がる、ゆずの香りが最高なんだよね~♡
柚子湯のやり方③柚子の果汁だけをお風呂に入れる
絞っておいた柚子の果汁だけをお風呂に入れる方法です。
有効成分も出るけど、刺激成分も多く出るから、肌が弱い人は注意してね。
また柚子の香りを楽しめるけど、見た目が普通のお風呂と変わらず、目で楽しめないのは残念。
200リットルのお湯に対しては、1/4個くらい絞れば充分ですよ!
柚子湯のやり方④柚子の皮だけをお風呂に入れる
柚子の皮だけをお風呂に入れる方法です。果汁がない分、肌への刺激も少ない。
それに見た目も鮮やかな黄色で楽しめるし、有効成分は皮に多いから、効能も期待できます!
他のゆず料理なんかで余った柚子の皮を再利用できるのも、ポイントです。
尚、これも皮が散らばらないように、排水溝ネットに入れたりすると良いよ。
200リットルのお湯に対しては、1個分くらいの皮があれば、良さそうです。
毎年ゆずポン酢を作っているけど、ゆず果汁だけを使っていて、果肉や皮が余る。今度、余った皮で柚子湯を試してみようっと♪
香りや肌への刺激を考えて、自分の好みのやり方で、ゆず湯を楽しんでね!
おまけ)日中の柚子湯はNG!夜に入浴してね
柚子には紫外線と反応する成分が含まれていて、紫外線の影響を受けやすいんです。
だから、日中の入浴は避けて、柚子湯は夜に入ってくださいね。
紫外線の影響を受けると、シミやシワができやすくなりますよ~(怖)。
それに柚子の香りにはリラックス効果があるから、夜なら安眠につながります♪
柚子湯に使った柚子は再利用できる?
柚子湯に使った柚子を食べるのは、さすがに衛生面で不安。でも他の使い道があるんです。
chayoのおすすめは、掃除!柚子に含まれるリモネンは油を溶かす性質があるから、ガスレンジや電子レンジの掃除に使えるんです。
実際に柚子で掃除してみたけど、ぶっちゃけ、想像以上に脂汚れが落ちました。
他にも柚子の種化粧水も作れるし、果汁を絞ってアロマポットに入れれば香りを楽しめます♪
柚子湯の残り湯は洗濯にも使えるよ。ただし柚子のカスがあると洗濯機の故障の原因になるかもしれないから気をつけて!
おまけ)獅子柚子で柚子湯はできる?
本柚子と比べて、とっても大きい獅子柚子(別名は鬼柚子)があります。ご近所さんから貰ってビックリした一品。
でもコレ、名前に”柚子”がついてるのに、実際は柚子ではない。ブンタンの仲間です。
だから獅子柚子をお風呂に入れても、厳密には「柚子湯」ではないかもしれない。
でも見た目が楽しいから、私は獅子柚子でビッグな柚子湯を楽しんだ。それも一つの楽しみです♪
ちなみに「柚子」のような強い香りはせず、ほのかな柑橘系の香りです。
ピリピリしない柚子湯のやり方のまとめ
冬至に柚子湯に入るのは、江戸時代からの風習で、最初は語呂合わせの意味もあったみたい。
でも柚子湯は体の芯から温めてくれるから、寒い冬にはピッタリです。
特に柚子の香りは、リラックス効果もあるから、安眠にもつながりますよ。
ただし柚子を入れすぎたり、柚子を揉み揉みしていると、肌がピリピリすることがあるから、注意してね!
柚子湯にはいろいろなやり方があるので、自分にピッタリの柚子湯のやり方を見つけてね♪
2022年の冬至は、12月22日(木)。柚子湯に入って、冬も元気に過ごしましょー!
柚子湯以外にも、柚子は料理にも使えます。私の一押しは柚子ポン酢!
柚子を丸ごと冷凍すれば1年中、柚子湯を楽しめる!
柚子湯の魅力は、柚子の爽やかな香り。そんな柚子の香りを逃さずに保存するコツは、○○で包むこと。
また旬の時期に柚子を丸ごと冷凍しておくと、1年中、柚子湯を楽しめます♪