こんにちは、里山移住者ブロガーのchayo(@bloggers_chayo)です。
chayoのおすすめのテメレア戦記シリーズ。今回は3巻「黒運の彼方へ」のあらすじと感想です。
ネタバレも含んでいるので、まだ読んでいない人は、注意して読んでくださいね!
尚、本を読んでいたら、chayoは世界史も世界地図も詳しくないから、
テメレアは、どこを飛んでいるの?地図がないと、分からない~
テメレア戦記はナポレオン時代の国名だし、余計に悶々しました。ちなみに、オスマン帝国は、今のトルコです。
そこで他の人のブログからのありがたい地図も、載せさせてもらいました<m(__)m>
テメレア戦記3「黒雲の彼方へ」のあらすじ
ローレンスに新たな任務が!
裏技を使い、テメレアと引き離されずにすんだローレンス。イギリスに戻るために、ドラゴン甲板があるマカオまで戻ります。
だが、そこにレントン空将から緊急の命令書が届きます。
なんとオスマン帝国のイスタンブールからドラゴンの卵3個を受け取り、速やかに帰国するようとのこと!
しかもそのタイミングで、今まで航海していたドラゴン甲板で火事が発生し、修理に数カ月かかることに。
ローレンスたちは、イスタンブールからドラゴンの卵が孵化する前に、イギリスに戻らないといけません。そう、時間がない。
悩んだローレンスは、レントン空将からの命令書を運んできたサルカイを案内人として雇い、テメレアに乗って砂漠を抜けて、陸路でイスタンブールを目指すことに!
大陸横断してイスタンブールを目指す!
ローレンス一行の大陸横断の旅は、波乱万丈!砂漠では盗賊に襲われたり、砂嵐に巻き込まれる。
何とか無事に乗り切ると、今度はカラコルム山脈で雪崩に巻き込まれる。
さらに野生ドラゴンも一緒にイスタンブールへ向かうことになり、頭が痛い事態に。
しかも野生ドラゴンたちはイスタンブール到着目前に、牧夫が育てている牛を奪ってトンズラ(笑)。そのせいでローレンス達は捕らえられそうになる。
イスタンブールの大臣に会えて無罪になったが、今度はローレンスが受け取るはずだった”ドラゴンの卵”は、渡せないと告げられる。いったい何があった?
テメレアが大陸横断した飛行ルートの地図は?
ここでマカオからイスタンブールまで、テメレアが飛行したルートは、以下の地図。まさに大陸横断です!
尚、地図は、読書感想を書かれている鐵太郎さんからのブログからの出典です。ありがとうございます<m(__)m>
イスタンブールで軟禁状態に!どうする?
ローレンスたちはイスタンブールで軟禁状態となってしまい、肝心のドラゴンの卵も受け取れそうにない。
イスタンブールはイギリスとの卵の取引が完了していないと言い張り、卵代の50万ポンドの金貨も受け取っていないというのだ。
事情を聴こうにもイギリス大使は不慮の死を遂げている。どうやら国内で、”何か”が起きたようだ。
そんなローレンスたちの前に現れたのが、真っ白のセレスチャル種のリアン。亡きヨンシン皇子が担い手だった、あのリアンだ。
リアンは自分のすべてを奪ったテメレアへ恨みの言葉を吐き、これからフランスへ向かうと告げる。
そう、今回のドラゴンの卵の件も、リアンが仕組んだものだったのだ!
しかも受け取るはずの卵のうち1個は、貴重な火吹きドラゴンのカジリク種の卵で、その卵が2か月以内に孵化しそうだと分かる。時間がない!どうする?
イスタンブールを脱出し、プロセインへ到着!だが…
ローレンスは秘策をもってドラゴンの卵を持ち出し、オスマン帝国を出発。
オーストリアを通り、プロセイン国のドレスデンへなんとか到着する。
ドレスデンへは通行証をもらおうと立ち寄っただけなのに、ここで新たな問題が発生!
プロセイン軍はこれからナポレオンとの戦争が始めるが、イギリス軍がプロセイン軍に約束したドラゴン20頭が来ていないというのだ。
しょうがなくテメレアがプロセイン軍に交じって戦うことになるが、一体どうなる?卵はどうなる?。
プロセイン軍はナポレオン軍に敗北!
テメレアはプロセイン軍の一編隊に組み込まれ、戦いへ突入。だが、プロセイン軍は、フランス軍に翻弄され続ける。
そういうのも、ナポレオンはリアンをドラゴンなのに士官として迎え、その知識&能力を充分に発揮させているのです。
リアンは頭の良いセレスチャル種の中でも、頭が良くて、学者。
しかもドラゴン先進国の中国で30年以上も暮らしていることもあって、知識がスゴイ。まさに知識の宝庫。
その中国の”英知”を用いて、ナポレオンはプロセイン、果てはワルシャワにてロシア軍にも圧勝!
ローレンスは命からがら逃げだすが、逃げ込んだダンツィヒの砦で、とうとうフランス軍に包囲されてしまいます。
しかもそこにテメレアを憎むリアンまで現れて、まさに絶体絶命のピンチ!
でもまさかの救いにより砦を出て、海へ出ることに成功。
そこからイギリスへ向かって、旅立ちます。次巻へ続く!
イスタンブールからのテメレア飛行ルートの地図は?
今回イスタンブールからローレンス一行が旅したルールは、
イスタンブール(〇)→オーストリア→ザクセン王国→エルツ山地→ドレスデン(〇)→イエナ(〇)→ザーンフェルト→ゼメルダ→ベルリン→ワルシャワ(〇)→ダンツィヒ(〇)
世界の歴史マップさんのヨーロッパの世界地図に、chayoが大まかな場所を記しました(※イスタンブール→ドレスデンの移動場所は不明)。参考にしてね!
テメレア戦記は空想だけど、ナポレオン戦争時代の国名や地図は一緒。地図を見ながら読むと、もっと面白いよ!
テメレア戦記3「黒雲の彼方へ」の感想
ローレンスは、前回の中国への旅も波瀾万丈だったけど、今度も波瀾万丈。まさかの砂漠の大陸横断です。
そしてナポレオン率いるフランス戦争に巻き込まれます。相変わらず、スゴイ展開です。
そして今回、面白かったのが、ドラゴンのイスキエルカ!第3巻の表紙の絵の子です。
この子のおてんばぶりが、面白いったら、ありゃしない。特にハーネス装着時のグランビーの心境を思うと、笑えます(笑)。
でもこれからが、本当に頼もしいですね(*^-^*)
またローレンスは頭固すぎだけど、今回も、それを否応なく発揮。もっと早くにグランビーの言うように…しておけば良かったのに…(ぶつぶつ)。
でも最後に、ローレンスはイギリスに向かっての旅立ちます。次巻は、いよいよイギリスです!
尚、次巻で疑問だったこと。レントン空将がなぜ卵の持ち帰りを、遠い地にいるローレンスに託したのか?
なぜ約束したドラゴン20頭をプロセインに送れなかったのか?これらが分かります。イギリス、大変なことになってます(; ・`д・´)