こんにちは、里山移住者ブロガーのchayo(@bloggers_chayo)です。
パパリンがオーディオラックをDIYで作ってくれたので、DIYで人気のあるBRIWAX(ブライワックス)に興味津々。
本番のオーディオラックを塗る前に、余り板でブライワックスを塗りました。
ってことで、今回はブライワックスの塗り方の紹介です。
最初は色味が薄くなってちょいと失敗したけど、そのおかげで上手に塗るコツがわかりました。
コツは、ブライワックスを何度も刷り込むように塗ることです!
ブライワックスとは?特徴は?
イギリスで生まれたブライワックスは、ヨーロッパで最も優れたワックスとして支持され続けてきました。
今では世界中の木工愛好家や家具製作のプロなど、多くの人に愛されています。
蜜蝋や植物性の天然素材カルナウバ(口紅の原料)を主原料にブレンドされた木材用のワックスで、新材でもアンティークな雰囲気にも着色できるのが魅力。
しかも木材を塗装するときの基本は、ステインの塗料を使って、その後にニスや蜜蝋などで表面を保護という2行程。
でもブライワックスの場合は、ブライワックス一つで着色・艶出し、表面の保護ができるんです。
着色とワックス効果の両方があるのは、DIY初心者にとって本当にありがたいですよ~(*^-^*)
ブライワックスはカラーも豊富!人気色は?
ブライワックスの特徴は、色の種類が豊富なことで、全14種類もあります。
出典:https://www.thegallup.com/how-to/briwax
人気色は、ジャコビアン!こげ茶色のような色で、アンティークっぽくなるんです。chayoもこの色を使いました。
ちなみに塗っていると、なぜかchayoの頭の中では、「ジャコビア~ン♪」とメキシカンのようなリズムが流れます(笑)。
他にも、ウォルナットやラスティックパインも人気があるとのこと。今後、試してみたいな~♡
ブライワックスは水や熱に弱いから、気を付けて!
ブライワックスは木材用の塗料で、水や熱には強くないという欠点があります。
だから直接水がかかる場所はもちろん、頻繁に水吹きをするような場所は向いてません。
あと蜜蝋を主成分としていて、表面が完全に硬くならないから、テーブルや椅子に使うと洋服にこすれて色がつくことがあるよ。ご注意を(‘ω’)ノ
尚、chayoがブライワックスを塗るのは、棚とかラックだから、問題なし!
ブライワックスの塗るための準備
各サイトをグルグル見てわかったことは、ブライワックスを塗るのには「台所用のスポンジ」か「ウエス」を使うのが一般的とのこと。
そこで今回は、スポンジとウエスの両方で塗ってみました。
ブライワックスを塗るための道具
- ブライワックス (ジャコビアン)
- あまり板
- 台所用スポンジ
- ウエス
- 紙やすり
- 亀の子たわし
ちなみにBRIWAXの日本正規代理店であるGALLUPでは、こちらのスチールウールで塗ることを推奨しています。
ブライワックスの塗り方
1の紙やすりをかけた後に、ステインで下塗りをしてから、ブライワックスを塗った方がキレイに仕上がります。
でもステインは省略OK。今回はブライワックスの色を試したかったので、ブライワックスだけで塗りました
尚、ステインの下塗りの有無については、一番最後に記述してあるので、そちらを見てね。
- 板に紙やすりをかける
- 乾いたウエスで汚れを払う (※これを忘れると、カスでダマになるから忘れずにね!)
- ブライワックスの蓋を開ける。開けにくい中蓋は、マイナスドライバーや10円玉を使って、テコの原理で開けました。
- ブライワックスはペースト状だけど、20℃以上だと液状。この日も液状だったので、垂れても良いように、下に段ボールを敷きました
- 台所用スポンジor ウエスにブライワックスをつけて、板の木目に沿って刷り込むように何度も塗りこむ。(左の板はスポンジ、右はウエスで塗りました)
- 15~30分乾燥
- 亀の子たわしを使って、板を磨く。磨き足りないと色移りの原因になるから、しっかりと磨いてね。それに磨けば磨くほど、光沢が出るよ!
- 乾いたウエスで空拭きをする
- ウエスに色移りすることがあるから、しっかり拭く。これで完成!
ブライワックスは乾かす時間がワトコオイルよりも断然短いから、短時間で塗れるよ。色合いも、良い感じ(*^-^*)
色が薄い時は、ブライワックスを2度塗りする!
「色が薄い場合は、2度塗り(5~8を繰り返す)して、好みの色にする」
ブライワックスの販売サイトに上↑の記載があったので、板の右側だけを2度塗りをしてみました。もうちょっと濃い方が好みなんです。
2度塗り直後では、色は確かに濃くなったけど、乾燥してから亀の子たわしで磨いていたら、「あれ?色が薄くなった」。
っていうか、2度目に塗ったのが、全部剥げたって感じです。…乾かす時間が短かった?(・・? (※赤矢印が2度塗りした方)
2度塗り直後 | 亀の子たわしで磨いた後 |
どうやったらBRIWAXを上手に塗れる??
どうしたらブライワックスを濃い目の色合いで、上手に塗れるだろう?と、再度ググる。そして分かったことが下記の3点!
- 1度目に塗るときに、板に刷り込むように何度も塗る
- 木目に沿って、ブライワックスを塗る
- ワックスがダマにならないように、均一になるように塗る
chayoはブライワックスを何度も塗りこまず、一回をササッって感じで塗りました。
どうやら何度も塗りこんでおくと、ブライワックスはうまく塗れるらしい(; ・`д・´)
尚、これらがなんで分かったかというと、BRIWAXの日本正規代理店であるGALLUPで、塗り方として下記の動画で紹介していたから。
再生するとわかるんだけど、塗るときに何度も塗りこんでいるんですよ。これが上手にブライワックスを塗るポイントだったんですね!
塗る前に各サイトをザッピングして予備知識を付けていたけど、知らなった。サイトを見るよりも、上の動画だけを見ればよかったと後悔です
再度ブライワックスを塗ってみる!
分かったことを踏まえて、再度ブライワックスにチャレンジ!
ちなみにスポンジとウエスで塗ってみたところ、スポンジのほうが塗りやすかったから、スポンジで塗ることに。
ダマにならないように注意しながら、何度も木目に沿って塗り込みました。
すると、写真下↓が再チャレンジのだけど、見て、見て!いい感じ♪今までよりも濃くて、良い色合いです(*^-^*)
最初はどうしよう…と思ったけど、おかげで上手に塗るコツがつかめてよかった♪最初から本番の棚を塗らずに、板で練習して良かった~
ブライワックスの注意点&実際に塗ってわかったこと
今回ブライワックスの塗り方を練習してからも、オーディオラックやブックスタンド、スピーカー棚などを塗っています。
何度かブライワックスを実際に塗ってみて分かったことと、注意点をここで紹介します。
- 何度も刷り込むように塗るから、しっかりと板を床につけないと塗りにくい。ガタガタ面ではなく、平らな面で塗ってね
- 組みあがったブックスタンドや棚を塗る場合は、先に塗った面が乾いてから、その面を下にして他の面を塗る。でも乾くのが早いから、小物なら半日あれば塗れるよ
- 臭いがキツイし、ブライワックスを吸入すると有害。だから外で塗るのが、ベスト!
- 亀の子たわしで磨くと、予想よりもカスが大量に出てきます。外で磨くのが、ベター!
- ブライワックスは強可燃性。だから作業中は火気や高温の物を使づけないでね
- ブライワックスの塗布に使ったウエスやスポンジは、自然発火をおこす可能性が有る。chayoは使ったウエスをビニール袋に入れて、水をたっぷりかけてから、ゴミ箱に入れてます
- タワシで磨くと光沢が出てくるし、手触り感がスベスベに♡しっかりと磨きましょう!
- 穴や角には、ブライワックス固まりやすい。でも亀の子たわしで磨けば、固まりは意外にとれる。タワシでとにかく磨くべし!
磨く前。赤丸がブライワックスの固まり たわしで磨いた後
こちらが本番のオーディオラックを塗装したもの。何度も刷り込むように塗ったおかげで、深くていい色合いに。大満足です(*^-^*)
ブライワックスは20℃以下ではペースト状。以上だと液状だよ!
ブライワックスは本来はペースト状だけど、20℃以上だと液状になります。
5月のポカポカ陽気の頃に、ブライワックスを塗ったら、液状も液状。知っていてもビックリするほど。
スポンジにつけても、量が少なくなって、正直塗りにくかった。まぁ、何度か塗り込んだらOKだったけどね。
ちなみにこういうときは、冷蔵庫で冷やしたり、涼しい部屋に置いて、ペースト状にしてから塗ってみるのもアリです。
ただ逆に寒い時期に塗った時は、ちょっと固めのペースト状で、ダマになりやすかった。
どちらが塗りやすいのかは、ぶっちゃけ好みと、慣れですね(‘ω’)ノ
ブライワックスで塗装した感想
今回ブライワックスを塗ってみたら、伸びの良さに驚きました。ちょっとつけただけでもかなり伸びるから、使用量が意外に少なくてすみますよ。
そして色味が良い!ジャコビアンを塗ったけど、気に入りました。
しかもブライワックスだけで色がついて、保護もしてくれるなんて、嬉しい。
人気があるのも、納得です(*^-^*)
ただ残念なのは、無料サンプルがないこと!あれば気軽に、いろんな色が試せるんだけどな~。
またブライワックスは残念なことに、トルエンを含んでいて、臭いがキツイです。屋外で塗ればまだ良いけど、室内ではキツイです。
ここでトルエンは、溶媒として万能だけど、臭いが強いし、毒性もあるんです。
ブライワックスにはそのトルエンを含まない商品もあって、臭いも少ない。しかもこちらのサイトはアウトレット商品で、お買い得(*^-^*)
ブライワックスはステインで下塗りをしておくと、仕上げの色味が変わるよ!
最後に、今回は下塗りをしないでブライワックスを塗ったけど、「水性ステインで下塗り→ブライワックスで塗る」だと、仕上がりの色合いが変わります。
こちらのブックスタンドは、左はブライワックスのみ。右は明るい新メープル色のステインを塗ってから、ブライワックスで仕上げました。
比べてみると、ブライワックスのみでも良い感じだけど、ステインで下塗りをした方が、より深い感じの色合いです(*^-^*)
尚、使っているブライワックスは、全てがジャコビアンです(‘ω’)ノ
こちらはブルーシルバー色のステインで下塗りしてから、ブライワックスで仕上げたスピーカー棚。
メープル色の時と比べて渋い色合いになりました。下塗りのステインで、仕上がりの色が変わるから、面白いね(*^-^*)
最後の最後。ブライワックスと同じくDIYで人気があるワトコオイルについて。
ワトコオイルは無料サンプルがあります。
ワトコオイルも塗る木材で仕上がりの色が変わるから、興味があるなら無料サンプルを頼んで、実際に塗って確かめてみることをオススメします(*^-^*)
そんなワトコオイルと、今回のブライワックスを比較したのがこちら!