こんにちは、里山移住者ブロガーのchayo(@bloggers_chayo)です。
和菓子屋を舞台にしたアニメ「であいもん」を見たら、興味を持った私。もちろん超初心者。
ここで和菓子の上生菓子は、「四季」を象徴していて、季節によって変わります。
そんな上生菓子に興味が出たので、2023年12月から1年間、近所の和菓子屋さん(宮崎屋)で買いはじめました。
今回は、夏の和菓子(6月~9月)のまとめです。ただし季節の月の区切りは、あいまいです。
お店によって、同じテーマでも作られる和菓子はいろいろ。それも和菓子の醍醐味です♪
6月の春季節の和菓子:朝顔、荒磯(あらいそ)、紫陽花(あじさい)
6月の和菓子は、朝顔、荒磯(あらいそ)、紫陽花(あじさい)。
朝顔は、中が白あんで、求肥で包んだもの。あじさいは中がアンコ。
荒磯は、黒糖味。葛(くず)を使っていて、ツルっとした食感で、暑い時期にピッタリ。
毎月、上生菓子を買っていたら、求肥に包んだのが、私の好みとわかった。モチっとした食感が好き♡
6月の代表的な和菓子:紫陽花(あじさい)
6月の梅雨時期の代表的な和菓子は、「紫陽花」。
紫陽花は万葉集にものっているほど、日本の古来の花。
咲き始めは白で、次第に緑、青、紫、桃色などの鮮やかな色に変えることから、「七変化」とも言われてます。
実家にも、お家の庭にも紫陽花は咲いていて、身近な花。
紫陽花は雨が降りしきる梅雨時期に、しっとり咲いているイメージです。
荒磯とは波のうちよせが激しい磯のことで、夏の代表的な和菓子だよ
7月の夏季節の和菓子:水まんじゅう、荒磯(あらいそ)
7月の和菓子は、水まんじゅう(5個セット)と、荒磯(あらいそ)。
大垣市名物の水まんじゅうは、葛を使った生地で、白と黒の5個セット。
白のは、中があんこ。黒は黒糖味で、中は白あん。私の好みは黒糖味。
また6月にも買った荒磯も、黒糖味。それにしても、見た目がやたら渋くなっちゃった(苦笑)。
7月の代表的な和菓子:水まんじゅう
私が住んでいる岐阜県大垣市は、「水まんじゅう」の発祥の地で、これは夏の時期の名物。
葛を使った生地で、あんこをつつんでいる生菓子。冷蔵庫で冷やして食べると最高。
大垣市は、良質な地下水が豊富で、「水の都」と言われるほど。
明治時代にそんな名水を使って和菓子が作れないかと考案されたのが、水まんじゅう。
市内のいろんな和菓子屋さんで、水まんじゅうを売っていて、各店の独自のもありますよ。
市内の和菓子屋さんでは、店頭に地下水を張った水槽が並べて、その中で水まんじゅうが販売されているよ♪大垣市の夏の風物詩です
8月の季節の和菓子:菊、双菊、栗鹿の子(くりかのこ)(?)
今回の和菓子は、(たぶん)双菊、栗鹿の子、菊。ネットで調べたので、たぶんの名前。
ちょうど職人さんが不在で、正確な名前が分からず、「2つは菊。あとは栗」と言われたから。
菊の中は白餡で、周りがほんのりゆず風味で、ビックリした。
ピンクの双菊は、中の白餡を求肥で包んでいて、モチモチ。
栗鹿の子は、中に栗とつぶあんこが入っていて、周りは葛でツルンと食べれました。
実はうっかりしていて9月初日に買いました。だから正確には9月の和菓子です。ごめんなさい。
お店には5月や6月に買った「虹」や「朝顔」もあったよ。今回のはちょうどリニュアールしたて。夏よりも秋っぽいね
ママ、こうならないように、ちゃんと8月に買うように。和菓子は季節の先取りが多いんだから!!
9月の代表的な和菓子:菊
9月になると秋の生菓子として、「菊の花」がよく作られます。
ここで古来中国では、奇数は縁起が良い「陽の数」と考えられ、
奇数が重なる3月3日や5月5日などは節目の日「節句」とされていた。
一桁の奇数で最も大きい「9」が重なることから、
「9月9日」は「重陽(ちょうよう)」と呼ばれ、「菊の節句」とも言われています。
旧暦「9月9日」は、現在の10月半ばで、菊の花の盛り。
平安時代の宮中は菊の花を観賞し、花びらを浮かべた菊酒を飲んで、長寿を願っていたとか。
2つの菊が寄り添っている「双菊」は、人と人の交わりを意味していて、おめでたい席で使われるらしいよ
9月の季節の和菓子:うさぎ薯蕷饅頭(じょうよまんじゅう)、栗、栗きんとん
9月の和菓子は、一気に秋っぽくなりました。尚、今回はちゃんと9月下旬です!
栗の形の「栗」の餡は、白あんに栗が混ざっている栗餡(?)で、周りはあんこ。
だから見た目だけじゃなく、栗の味もしっかりします。
ウサギ形の薯蕷饅頭(じょうよまんじゅう)は、中は白あんでモチっとしてる。
栗きんとんは、栗と砂糖だけで作られていて、栗の美味しさがダイレクトに味わえます。
栗きんとんは、正月のおせちのと違う。岐阜の美濃地方の郷土菓子です
9月の代表的な和菓子:うさぎ薯蕷饅頭(じょうよまんじゅう)
薯蕷饅頭の薯蕷(じょうよ)とは、大和芋、山芋、つくね芋などのこと。
その薯蕷芋をすりおろし、砂糖や米粉と混ぜた生地で餡を包み、蒸しあげたのが「薯蕷饅頭」。
薯蕷饅頭は通年商品で、冠婚葬祭にもよく使われます。
ただこのウサギは9月限定。9月といえば「中秋の名月」(ちゅうしゅうのめいげつ)だからね!
中秋の名月にちなみ、月を模した和菓子も、この時期の定番です。
2024年の中秋の名月は、9月17日(火曜日)だよ。こんな可愛い和菓子でお月見も良いね♪
薯蕷饅頭は、上用饅頭ともいうよ。昔は砂糖や小豆が貴重で、貴族など地位の高い「上の人」に献上していた。だから「上用」饅頭とのこと
おまけ情報)夏の代表的な和菓子:くずバー
夏の暑い時期に、すっかり定番となったアイス「くずバー」。
名前の通り、くず粉を使ってアイスキャンディーのように固まらせたヘルシーなスイーツ。
調べてみると、どうやら2016年ごろから、全国の和菓子屋さんで販売されているらしい。
近所の宮崎屋さんでも暑い時期に販売されているけど、葛のくにゅっとした食感が良いし、
果物フレーバーは果物感が半端なくて、マジ美味しい(*^-^*)
夏の和菓子のまとめ(感想)
夏は、葛を使った和菓子がピッタリ。暑い時でもツルッと喉こしがよく食べれます。
私が住む大垣市では、葛を使った水まんじゅうが有名だし、
夏の「和菓子のアイス」としてすっかり定着している「くずバー」も大好き♪
9月に入ると、一気に「秋」っぽくなり、栗が出てきました。
和菓子は季節の先取りもあるから、見ているだけで、季節を感じます(*^-^*)
他の季節の和菓子をこちらにUpしてます。1年続ける予定なので、覗いてみてね♪
私が毎月買ってる宮崎屋さんの情報はこちら。上生菓子も美味しいけど、どら焼きは家族みんなのイチオシ。