こんにちは、里山移住者ブロガーのchayo(@bloggers_chayo)です。
chayoのおすすめのテメレア戦記シリーズ。今回は2巻「翡翠の玉座」(ひすいのぎょくざ)のあらすじと感想です。
ネタバレも含んでいるので、まだ読んでいない人は、注意して読んでくださいね!
ちなみにテメレアは、すっかり成獣になっていますよ(*^-^*)
テメレア戦記2「翡翠の玉座」のあらすじ
中国がテメレアの返還を求めてやってきた!
テメレアがドラゴン先進国の中国でも貴重なセレスチャル種。しかも皇帝の一族だけが乗れるという高貴なドラゴンだと判明。
もともとフランスの”皇帝”を名乗るナポレオン宛てに中国が卵をプレゼントしたのを、ローレンスたちが奪い取ったというのが真相です。
心配していた通りに、中国使節団がイギリスにやってきて、テメレアの返還を要求。
しかも皇太子の兄であるヨンシン皇子が、わざわざイギリスまでやってきて!
イギリスは中国との交易を深めたいし、高い身分のヨンシン皇子を無下にはできない。
しかもいくら説得しても、テメレアはローレンスと引き離されることを断固拒否!膠着状態に。
揉めに揉め、テメレアはローレンスとクルー一同と一緒に、中国まで航海することに!
中国への航海は波乱万丈!
中国へはイギリス海軍のドラゴン甲板(大型船)で向かうが、同じイギリス軍でも海軍と空軍は仲が悪い。
しかも中国使節団がイギリスまでの航海を、イギリスの商船に無理やりさせてことが分かり、イギリス空軍も海軍もみんなが怒ってしまう。一触即発の事態に!
それでも航海は続くが、フランス軍に襲われたり、海の未知生物に襲われたり、大時化(おおしけ)に襲われたりと、まさに波乱万丈。
おまけにローレンスがヨンシン皇子の従者に命を狙われる物騒なことまでも!まぁ、従者が船から転落し、なんとか事なきをえたが。
それでもなんとか中国の首都である北京へ到着する!
テメレアの中国までの航海ルートの地図は?
今回テメレアの航海ルートは、下記の図の通り。
アフリカ南端の喜望峰を回る→スマトラ半島とジャワ島の間のスンダ海峡→マカオを通ります。
マカオからは、ローレンスたち一部のクルーと使節団だけが、陸路で北京へ向かいます
中国ではドラゴンの扱いがヨーロッパと違う!
北京では、中国でのドラゴンの扱いがイギリスとは全く違うことに、驚く。
イギリスではドラゴンは自由に移動できないのに、北京ではドラゴンが街を普通に歩いているし、人はドラゴンと共に生活している。
ドラゴンの待遇が全く違い、ドラゴンは自分にあった仕事をし、そして自由に自分の好きな食べ物や何かを買っている。そう、ドラゴンに自由があるのです!
ちなみにセレスチャル種は、中国でもわずか8頭と貴重です。
もちろん戦闘には行かず、豪華な宿舎で、宝石を身に着けて優雅に暮らしています。なんせ担い手は、皇族ですからね。
テメレアは、母ドラゴンとも対面して、心を揺さぶられていきます。
中国の真の狙いは?
北京に到着したが、皇帝は不在で、ローレンスたちは待たされることに。
しかも一種の軟禁状態。屋敷からは、自由に出かけられません。
ちなみにテメレアだけは例外で、いそいそと母の元へ通い、中国語のお勉強したり(笑)。
ローレンスは航海中に命を狙われたのも記憶違いかと思うほどだったが、今度は賊に襲われる!
果たして、その首謀者とは?そして中国の真の狙いとは!?
テメレア戦記2「翡翠の玉座」の感想
最初はローレンスがテメレアと引き離された挙句、イギリス海軍のお偉いさんに文句を言われている姿に、イライラ。chayoまでフラストレーションがたまりました(苦笑)。
でも無事に中国へ航海へ出てからは、気持ちが落ち着く。…と思いきや、波乱万丈でハラハラ。ページをめくる手が止まりません(笑)。
それにしても卵のテメレアをナポレオンに贈った理由には驚いたし、それがわかると中国とフランスの関係がガラッと変わりますね。
でも一番驚いたのは、ローレンスが皇帝の〇〇となったこと。まさに裏技でビックリしました!でも、スッキリ(笑)。
尚、今回笑ってしまったのは、キャプテン・ハーコックからの手紙で、風邪をひいたリリーが砂場でクシュンクシュンして、苦しんでいるところ。
想像して思わず笑っちゃいました。なんせリリーは、強酸を吐くドラゴンだからね。
ファンタジーだけど、こういうリアリティーがあるところが、ナオミ・ノヴィクさん作品のステキなところです(*^-^*)
尚、ヨンシン皇子の白ドラゴンのリアンが登場。セレスチャルでありながら、生まれつき体色が白ということで、忌み嫌われるという不遇なドラゴン。
そのリアンがこれからどうなるのか?その答えは、第3巻で!ちなみに第3巻では、ナポレオンも登場!!
今度は海ではなく、テメレアは陸路。大陸を横断しますよ!
テメレア戦記シリーズについては、こちら!