こんにちは、里山移住者ブロガーのchayo(@bloggers_chayo)です。
3年に一度開催される世界バラ会議というのがあって、そこで殿堂入りバラを選出されます。
過去17種類が殿堂入りのバラしているけど、殿堂入りバラは丈夫で育てやすいので、初心者にピッタリ。
ってことで、殿堂入りしている17種類のバラ一覧と、それぞれのバラの特徴を紹介します。
chayoは殿堂入りしている「クイーン・エリザベス」を育ててみたら、葉が落ちても復活するし、とにかく丈夫で育てやすい。
そこでピエルド、ピース、ダブル・デライトといった殿堂入りのバラも育て始めました。初心者におすすめです!
殿堂入りのバラとは?
世界37ヵ国(2021年現在は40国)が加盟している世界バラ会連合が、3年に一度開催する世界バラ会議。
そこで選出するのが、「世界中で愛されている名花」。
「世界中のどの環境でも育てやすい」「多くの国で長く愛されている」「人類普遍の美意識」
この3つの基準で選出されているから、育てやすくて、キレイなバラばかりです。
1976年にピースが選出されてから、計17種類のバラが選出されています(‘ω’)ノ
殿堂入りのバラ一覧
殿堂入りした順番に表示しています。
第1回目と2回目は、殿堂入りバラはありません。
また第19回は2021年に開催予定だったが、新型コロナウイルスの影響で2022年に延期されました。
尚、第20回は2025年に広島県福山市で開催予定。福山市は、バラで有名です(‘ω’)ノ
ピース | クイーン・エリザベス |
ドフトボルケ | アイスバーグ |
ダブル・デライト | パパ・メイアン |
パスカリ | ジャスト・ジョーイ |
ニュー・ドーン | イングリッド・バーグマン |
ボニカ’82 | ピエール・ドゥ・ロンサール |
エリナ | グラハム・トーマス |
サリー・ホームズ | カクテル |
ノックアウト |
殿堂入りのバラ①ピース
世界バラ会議 | 第3回 1976年 |
オックスフォード大会 (イギリス) | |
系統 | ハイブリッド・ティー【HT】 |
樹形 | 木立(横張性) |
芳香 | 微香 |
世界バラ会議で一番最初の殿堂入りのバラとして選出された「ピース」。
クリーム色で、縁にほんのりピンク色が覆輪が入り、優しい花姿。
20世紀を代表する傑作品種で、巨大輪の先駆者。ピースを親として、後に多くの名花が誕生しています。
ピースは巨大輪でも花付きが良くて、強健で、育てやすいですよ。
尚、最初の名前はピースではなく、「マダム アントワーヌ メイアン」で、作出者の母クラウディアに捧げたバラ。
第2次世界大戦の最中に、作出。第2次世界大戦が終結した1945年に、戦争のない世界を願って「ピース」と命名され、世界中で人気のバラとなりました。
平和を願うピースという名前も、花の雰囲気も大好きです!
殿堂入りのバラ②クイーン・エリザベス
世界バラ会議 | 第4回 1979年 |
プレトリア大会 (南アフリカ) | |
系統 | グランディ・フローラ【Gr】or ハイブリッド・ティー【HT】 |
樹形 | 木立(直立性) |
芳香 | 微香 |
クイーン・エリザベスは、イギリス現在のエリザベス女王の戴冠(たいかん)にちなんで命名されたバラ。
花色は可愛いくて、気品があり、「美人さん!」って思わず言ってしまう花姿です。
バラは病気になって葉を落とすと、枯れてしまうことが多い。
でもクイーン・エリザベスはその状態からでも回復するほど丈夫で、強健。とっても育てやすいバラです。
育てているけど、葉がほとんどなくなっても回復してくれて、丈夫で助かっているよ。花の色合いと、花の形がお気に入り♡
殿堂入りのバラ③ドフトボルケ
出典:バラの家
世界バラ会議 | 第5回 1981年 |
エルサレム大会 (イスラエル) | |
系統 | ハイブリッド・ティー【HT】 |
樹形 | 木立 (半直立性) |
芳香 | 超強香 |
ドイツ語で「香りの雲」という意味の、ドフトボルケ。
「フレグラント クラウド」という別名でも流通しているほど、香りがとっても強いバラ。香りのバラの代表品種です。
香質はフルーツ香で、花付きが良いから、香りをたくさん楽しめます。
咲き始めの花は鮮やかな朱色。開花すると赤色が濃くなり、紅色になっていきます。
うどんこ病にも強いです。ただ樹勢がやや弱いから、幼苗の頃は黒星病に注意してくださいね。
殿堂入りのバラ④アイスバーグ
世界バラ会議 | 第6回 1983年 |
バーデンバーデン大会 (ドイツ) | |
系統 | フロリバンダ【F】 |
樹形 | 木立 (半横張性) |
芳香 | 微香~中香 |
アイスバーグは20世紀を代表する名花といわれるほどの名花。
「アイスバーグ」は「氷山」という意味。別名は「Schneewittchen(シュネーヴィッチェン)」で、意味は「白雪姫」。
その名前の通りに、まっ白な雪が積もったように、株いっぱいに花が咲きます♡
chayoも育てているけど、次々に白い蕾ができて、長い間、花を楽しめますよ。
ただベーサルシュートが出にくいので、冬の剪定には注意してね。
殿堂入りのバラ⑤ダブル・デライト
世界バラ会議 | 第7回 1985年 |
トロント大会 (カナダ) | |
系統 | ハイブリッド・ティー【HT】 |
樹形 | 木立 (半横張性) |
芳香 | 超強香 |
ダブル・デライトとは、「二重の喜び」という意味。
強い香りと、花の美しさという2つの喜びからです。
その通りに、クリーム色で、縁は鮮やかな赤色。開花までにどんどん赤が濃くなり、開花後は切って飾っていると赤が薄くなります。
chayoは色合いが変わっていくのも楽しいし、咲く花によって赤色が強かったり、弱かったりして、次にどんな花が咲くのか楽しみになります。
しかも香りは、うっとりするほどのフルーツ系の強香。名前の通りに、2重に楽しめます♡ピースの子孫。
葉質が少し弱いから、春先のベト病や、薬剤散布時には注意してくださいね。
殿堂入りのバラ⑥パパ・メイアン
出典:犬神ファーム
世界バラ会議 | 第8回 1988年 |
シドニー大会 (オーストラリア) | |
系統 | ハイブリッド・ティー【HT】 |
樹形 | 木立 (半横張性) |
芳香 | 超強香 |
フランスの有名な育苗家であるアラン・メイアン氏の作出。
父であるフランシス・メイアン氏(「ピース」を作出している)を早くに亡くし、公私ともに育ててくれた祖父アントワーヌ・メイアン氏に捧げたのが、このバラ。
ちなみにパパメイアンは、祖父の愛称です。
このバラはメイアン氏の傑作で、「黒バラ」で有名な名花。
花もちは悪いけど、ベルベット調の美しい花色、花姿、ダマスクモダンの強い香り。この3拍子が揃っていて、人気のあるバラです。
樹勢が強くて育てやすいが、うどん粉病には注意が必要。またトゲも鋭いから、ご注意を!
殿堂入りのバラ⑦パスカリ
出典:バラの家
世界バラ会議 | 第9回 1991年 |
ベルファースト大会 (イギリス) | |
系統 | ハイブリッド・ティー【HT】 |
樹形 | 木立 (半直立性) |
芳香 | 微香 |
パスカリとは、キリスト教の復活祭を意味。復活祭に捧げられる純白の花をイメージして名づけられました。
2000年までに作出されたバラとしては、バラ界最強といわれる「クイーン・エリザベス」の子供で、親譲りの強健種。
剣弁高芯咲きの整った花形で、花もちが良いから、切り花としてもオススメです。
殿堂入りのバラ⑧ジャスト・ジョーイ
世界バラ会議 | 第10回 1994年 |
クライストチャーチ大会 (ニュージーランド) | |
系統 | ハイブリッド・ティー【HT】 |
樹形 | 木立 (半横張性) |
芳香 | 中香~強香 |
ジャストジョーイの特徴は、この独特の花の色合い。オレンジ色というか、アプリコット色。
そして外側が波打つレースのように、ふんわりとしていて、優しい花姿。
さらにフルーツ系の強い香り。交配親はともに香りのよさで知られる「ドフトボルケ」と「バーヘイジ」。
親の特徴を受け継ぎ、とっても良い香りで有名です。
ちなみにドフトボルケは殿堂入りしているから、ジャストジョーイは親子で殿堂入りしているバラですね。
育てやすいけど、ジャストジョーイは日光が好きで、毎日6~8時間の日光が必要。半日陰には向かないので、ご注意を。
殿堂入りのバラ⑨ニュー・ドーン
出典:バラの家
世界バラ会議 | 第11回 1997年 |
ベネルクス大会 (ベルギー、オランダ、ルクセンブルクの3国) | |
系統 | つるバラ。クライミング【Cl】 |
樹形 | つる樹形。横張タイプ |
芳香 | 中香 |
花名のニュー・ドーンは「新しい夜明け」という意味。その名前の通りに、返り咲くつるバラの先駆的品種。
ニュー・ドーンを親として、カジノやアロハ、羽衣といった多くの四季咲き性のつるバラが誕生しています。
また、つるバラとして初めて殿堂入りしたバラです。
黒星病にも強く、耐病性もある強健種。樹勢も強く、半日向でもよく育つから、北側側のフェンスでもOKです!
殿堂入りのバラ⑩イングリッド・バーグマン
出典:犬神ファーム
世界バラ会議 | 第12回 2000年 |
ヒューストン大会 (アメリカ) | |
系統 | ハイブリッド・ティー【HT】 |
樹形 | 木立 (半直立性) |
芳香 | 微香 |
イングリッド・バーグマンは、アメリカとスウェーデンで活躍した大女優。
その女優の名前の通りに、美しい花姿のバラ。端正な花姿と、美しい赤色で、まさに代表的な赤バラ。
しかも弁質がよくて、雨に打たれても、花形が崩れません。切り花としても楽しめます。
耐病性や耐寒性があり、育てやすい。強健で、うどんこ病には特に強いですよ。
殿堂入りのバラ⑪ボニカ’82
出典:バラの家
世界バラ会議 | 第13回 2003年 |
グラスゴー大会 (イギリス) | |
系統 | フロリバンダ【F】 |
樹形 | シュラブ |
芳香 | 中香 |
殿堂入りのバラ⑫ピエール・ドゥ・ロンサール
第14回はピエール・ドゥ・ロンサールとエリナの2品種が、殿堂入りしました(‘ω’)ノ
世界バラ会議 | 第14回 2006年 |
大阪大会 (日本) | |
系統 | |
樹形 | |
芳香 |
殿堂入りのバラ⑬エリナ
世界バラ会議 | 第14回 2006年 |
大阪大会 (日本) | |
系統 | |
樹形 | |
芳香 |
殿堂入りのバラ⑭グラハム・トーマス
世界バラ会議 | 第15回 2009年 |
バンクーバー大会 (カナダ) | |
系統 | |
樹形 | |
芳香 |
殿堂入りのバラ⑮サリー・ホームズ
出典:バラの家
世界バラ会議 | 第16回 2012年 |
ヨハネスブルグ大会 (南アフリカ) | |
系統 | |
樹形 | |
芳香 |
殿堂入りのバラ⑯カクテル
世界バラ会議 | 第17回 2015年 |
リヨン大会 (フランス) | |
系統 | |
樹形 | |
芳香 |
殿堂入りのバラ⑰ノックアウト
出典:バラの家
世界バラ会議 | 第18回 2018年 |
コペンハーゲン大会 (デンマーク) | |
系統 | |
樹形 | |
芳香 |