こんにちは、里山移住者ブロガーのchayo(@bloggers_chayo)です。
バーティミアスシリーズが面白いって聞いたことあるけど、どんな内容なの?シリーズって、いったい何冊あるの?面白いの??
こんな疑問に、バーティミアスシリーズをすべて読んだchayoが答えます。
「サマルカンドの秘宝」は3部作の最初の本。他にも、外伝があるよ!
今回は、chayoのおすすめファンタジー小説のバーティミアスシリーズの各本と外伝のあらすじを紹介します。
尚、バーティミアスは映画化の話もあるけど、実現するかはまだ分からない。映画化してほしいな~。映像のバーティミアスが見たい!
「バーティミアス」は、世界30カ国以上で出版され、日本でも80万部を売り上げた人気シリーズだよ!
バーティミアスシリーズのラインナップは?特徴は?
バーティミアスは3部作で、「サマルカンドの秘宝」「ゴーレムの眼」「プトレイマスの門」。
連作シリーズだから、「サマルカンドの秘宝」から読むのが良いよ!
バーティミアスシリーズの特徴は?
舞台設定が、ちょいとややこしい。魔術師が国を支配しているけど、魔術師は自分では魔法を使わない。
魔法を使うのは、全てが魔術師が呼び出した”妖霊”です。
その”妖霊”には位があって、最強クラスの”妖霊”には、下の階級の”妖霊”の力ではとうてい敵いません。年月をとり、経験値を積んでも。スペックが違うんです。
そして主人公であるバーティミアスは、最強ではなくて、中級クラスの”妖霊”でジン。
でも”知恵”と”経験”はたっぷりあって、だから格上との闘いでも、なんとか活路を見出したりする。読んでいて、”そうくるか!”ってなるよ。
ちなみに”妖霊”は魔術師の命令には従うけど、隙あらば、召喚した魔術師を殺して自分のいる世界に帰ろうとするし、命令に背こうとしたりもします。
最初はこの設定に戸惑うけど、でもファンタジー小説ではよくあること。すぐにググッと本の世界にひきこまれるよ
各本とも上・中・下の3冊だし、600ページの長編。でもパパとママが言うには、予想もしない展開の連続で、最後まで楽しめられるって!
「バーティミアス サマルカンドの秘宝」のあらすじ
舞台は、魔術の中心都市であり、魔術師が支配するロンドン。ここで魔術師は、妖霊を召喚し、意のままに操ってます。
ある日、召喚されたのが、5010歳でベテラン妖霊のバーティミアス。
そんなバーティミアスを召喚したのが、まだ12歳のひよっこ魔術師ナサニエル!
ナサニエルは師匠に内緒で、”命”をかけて、バーティミアスを召喚。
しかもベテラン魔術師のサイモンから、<サマルカンドのお守り>というアミュレットを盗むという無謀な命令をしてきた。
ナサニエルはサイモンに復讐するためにバーティミアスを召喚したのだが、ベテラン魔術師から物を盗むというのは危険なこと。
しかもその”サマルカンドのお守り”は、サイモンが密かに企む”陰謀”にも関係する代物だった。
ナサニエルもその”陰謀”に巻き込まれていくが、いったいどうなる?
「バーティミアス ゴーレムの眼」のあらすじ
“サマルカンドの秘宝事件”から2年後。
優れた師匠のもとで、ナサニエルはメキメキと魔術師としての腕を磨き、政府の内務省の一員として働くエリートになっていました。
だが魔術師の支配に抵抗する「レジスタンス団」は、魔術師を狙った事件をたびたび起こし、政府を困らせていた。
そんな時に、ロンドンの商店で大規模な破壊事件が発生!
政府は「レジスタンス団」の仕業だと考え、ナサニエルに捜査を命じる。
ナサニエルはこの事件を解決するために、再びバーティミアスを召喚する。
そしてバーティミアスの活躍により、この爆破事件の犯人はかつてプラハで見たことがあるゴーレムの仕業だと判明。
しかもゴーレムを、政府の要人が操っているらしい。いったい誰の仕業?
一方、政府が警戒しているレジスタンス団は、なんと政府の大切な宝である「グラッドストーンの杖」を盗み出す事件を起こす!
杖をもって逃げるキティを追いかけるナサニエル。だがそこに骸骨姿のアフリートが!いったい誰が杖を手にする?どうなる??
「バーティミアス プトレマイオスの門」のあらすじ
ゴーレムの事件から、3年後。ナサニエルは一流の魔術師まで昇進し、閣僚の一角を占めるまでになっていた。
市民の間でも人気があり、首相にも目をかけられている。
順風満帆のようにみえるが、友人はいなくて、孤独な生活。周りは”自分を蹴落として”出世”することを考えている人々だからだ。
しかも今イギリスは、アメリカとの戦争が長引いていて、まさに泥沼状態。これに不満をもつ市民が増えていて、反乱の兆しが日に日に強くなっている。
そんな頃、首相の友人が主催する”観劇”を見ていたら、次々に魔術師仲間や首相までもが捕まっていく。いったい何が起きてる??
しかもナサニエルの頼みの綱であるバーティミアスは、2年間も召喚されっぱなしで、成分がボロボロ。まさに瀕死の状態。
こんな状態で、ナサニエルを助けられるのか?
一方、ゴーレム事件で死んだことになっていたキティは身分を偽り、ロンドンに潜伏。
ある魔術師に仕えて、魔術や”妖霊”について、独自に勉強していた。やがてキティはついに”妖霊”を召喚!その相手とは??
最後の最後は、まさに感動のラスト!
バーティミアスシリーズの外伝「ソロモンの指輪」について
バーティミアスには外伝があって、それがソロモンの指輪です。全3冊「フェニックス編」「ヤモリ編」「スナネコ編」。
3冊に分かれているけど、1冊の内容ですよ(‘ω’)ノ
外伝は外伝で面白いし、この本から読み始めても楽しめるよ。でも「サマルカンドの秘宝」シリーズを読んでからの方が楽しめるよ!
「バーティミアス外伝 ソロモンの指輪」のあらすじ
今回は前回の話よりも3000年前で、紀元前1000年頃。ソロモン王が納めるエルサレムが舞台。
ソロモン王がはめている「指輪」は絶大な力をもち、その力でソロモンは自分の国だけでなく、隣国をも従えてさせている。
ソロモンの”指輪”の力をみんなが恐れ、力のある魔術師も服従しています。
今回バーティミアスを召喚するのも、ソロモンに仕える魔術師。
1人目はあっさりとバーティミアスに殺されるけど、これに激怒したソロモン。
次には、冷酷な魔術師カーバーをバーティミアスの主人にさせます。
カーバーにより、バーティミアスは奴隷のように働かされる日々。でもある日、大失敗をしでかして…。
ここでもう1人の主人公アズミラ。シバの女王の護衛を務める、正義感あふれる少女で、17歳。
シバの女王は、ソロモンからの求婚を断ったことで、国を滅ぼすと脅されていたのです。
そこでアズミラは女王から、「ソロモンの暗殺」と「指輪を奪う」を命じられ、1人エルサレムに向かいます。
困難の末にエルサレムにたどり着いたが、”妖霊”と人々にがっちりと守られたソロモンに、いったいどうやって近づく?どうする??
バーティミアスは、まだ若くて2000歳の頃。親友のプトレマイオスと出会う前だから、まだ人間への不信感が満載なころ。尚、今回は親友のフェイキアールとの掛け合いが面白いよ!
バーティミアスシリーズのまとめ
バーティミアスシリーズは、どれも大長編だから、読むのに一苦労。一冊づつが重いしね。
でも圧倒的な面白さで、グイグイっと本の世界にひき込まれてしまうよ。
chayoも大好きな「ハリーポッターよりも面白い」という人もいるけど、納得。chayoはハリーポッターよりも、面白いです!
”妖霊”という設定が面白いし、何よりもバーティミアスの毒舌が面白くてしょうがない。
そのバーティミアスには、かつて人間の”友達”がいた。
そして彼の存在があったからこそ、バーティミアスは他の”妖霊”とはちょっと違う考えになり、それが最後の最後に…( *´艸`)
尚、ナサニエルは望む出世をしてもいつも孤独を抱えている。
だからこそ「プトレマイオスの門」ではヘロヘロのバーティミアスを解放しなかっただろうな~と思ってます。ナサニエルは絶対、認めないだろうけどね。
バーティミアスが映画になる?
バーティミアスは映画化の話があり、2002年にミラマックスが映画化権を取得し、2009年に映画が公開される予定だったけど、製作は中止。
その後、2019年にStart Media社が、ドラマ化と映画化の権利を得たとのこと!
これで映画化やTV化の話が進むのかな?情報があったら、随時Upしていきますね。
原作ファンとしては、是非とも実現してほしい。映像のバーティミアスが、見たい(*^-^*)
ちなみにStart Media社のCEOであるマイケル・J・マーさんが原作のファンで、何年の前から著書にコンタクトをとって、権利を得たとのこと。映像化をお願いします!
ファンタジー小説好きにむけて、こちらではおすすめ本を紹介してます(*^-^*)