こんにちは、里山移住者ブロガーのchayo(@bloggers_chayo)です。
保育園年長の娘の小学校として、特別支援学級を視野に入れて活動しています。
でもchayoは正直、どんな学級なのかがよくわかりません。そこで特別支援が級を実際に見学したり先生と相談したことで、分かったことを紹介します。
ちなみに保育園の先生と医者から、まずは親が状況を知ることが大事だとアドバイスを受けてます(‘ω’)ノ
特別支援学級とは?
普通学級は先生1人に、生徒は最大35人。特別支援学級は、生徒は最大8人。
特別支援学級は通常学級と同じ小学校内にあり、普通学級にも机と椅子が用意されています。
基本は特別支援学級で過ごし、授業によって普通学級のクラスで、他の子供たちと一緒に学びます。
ちなみに普通学級で学ぶときは、普通学級の先生が担当。その場合、支援学級の先生と連携をとりながらとのこと。
特別支援学級の区分は?
特別支援学級は以下の3つに分かれます。
- 知的学級…発達のゆっくりな子供が対象。通常のカリキュラムではなく、子供1人1人に合ったカリキュラム。小学校1,2年では教科書にそわないこともある
- 情緒学級…通常学級のカリキュラムに沿った学習を行う
- 肢体不自由学級…体の不自由さを持つ子で、脳性麻痺、筋ジストロフィーなど。大垣市内では1つの小学校のみ
尚、「情緒学級」とは、「自閉症・情緒障害特別支援学級」がフルネーム。
自閉症などで、コミュニケーション能力や人付き合いに問題がある子供のクラスです。LD, ADHDはこの「情緒」です。
特別支援クラスの見学してきた!
chayoが見学した特別支援学級(知的)では、国語、算数、図工を特別支援学級で教えている。
他の生活、音楽、体育は普通学級で学んでます。
今回見学をしたのは、国語。特別支援学級での授業を、1時間ほど見学させてもらいました。
小規模な学校だから、支援学級は1クラス。生徒も3人で、学年はバラバラ。1人の先生が各生徒にプリント学習をさせてました。
生徒の分からないことを、先生が個別に対応していくというスタイルです。
先生が黒板を使ってみんなに一斉に教える。そういう普通学級とは違うスタイルです。
支援学級には個人の時間割が貼ってあったよ!
生徒の学年がバラバラだし、科目によっては普通学級で子供たちは学びます。
だからか生徒個人の時間割が、教室には貼ってありました。
支援学級の教室にはリフレッシュスペースもある!
この支援学級では、教室の後ろの方に、絨毯スペースもありました。
後に分かったけど、ここで教室内でも気持ちの切り替えもできます。
また小規模な学校(通常学級でも1学年10人前後)。だからロッカーもいっぱいありました(*^-^*)
見学の後に支援学級の先生と話をして納得&安心できた
8月に市主催の教育相談に行ってきたんだけど、その時に娘は室内を走り回ってました。
娘は初めての場所や人と会うときは、驚いて走り回ることが結構あるんです。
その時に市の担当者から、
支援学級だと教室から飛び出してしまう子供だと、親が学校から呼ばれたりして大変になります。椅子に座って、ジッとできないと大変です
この言葉に内心、焦りました。娘、机にじっと座るなんて、できません!
しかも「あなたの子供は、支援学級ではなく、特別支援学校が良いです!!」で締めくくられた。
でも支援クラスの見学の後に、支援学級の担任と教頭先生にこの話をしたら、
そんなことはありません。そもそも最初は普通学級に通う子でも、椅子にジッと座っていられない子はいますよ
この言葉に安心した。市の担当者の人、嘘つき
(っていうか、あの担当者、現場を分かってないタイプだったんだ、とこの時に判明)
ちなみに最初は教室から飛び出す子は少なくないとのこと。学校外まで飛び出すと危険だけど、校舎内や廊下だったら大丈夫とも言われて、一安心。
椅子に長時間座ることは最初できなくても、段々とできるようになるとのこと。娘がその通りで、1年生で座って授業受けれてます♪
就学前に大事なことは生活力!
支援学級の担任の先生や教頭先生から言われたのは、就学前に大事なのは生活力だと言われました。
具体的には
- 鉛筆の正しい持ち方
- 給食を一人で食べること (箸の正しい持ち方)
- 一人でトイレで用を足せること
- 傘を一人で畳むこと
- 一人で着替えができる
- 困ったときに「困った」と言えること
- 気持ちの切り替え方法(クールダウン)を知っていること
特に、下の2つは大事。困ったことを言えなかったり、クールダウンの方法を知らないと大変とのこと(‘ω’)ノ
尚、娘は、保育園時代に上のほとんどのことはできるけど、困った時に伝えるのは苦手。
またクールダウン方法は「トイレに籠る」なので、入学前にこれらを先生に伝えました。
おかげで入学後はスムーズに対応してもらえました。
「トイレに籠る」というクールダウン方法は、娘が自分で見つけました。方法は子供によって違うだろうね
小学校入学準備に迷路やワークはおすすめ
迷路や紙工作などのワークを年長からスタートしました。
迷路は運筆力も高められたし、紙工作ではハサミやノリを使うといった手先の練習ができた。
それに何よりも「家で座って○○をする」という練習になりました。
おかげで小学校に入学後は、迷路や紙工作の代わりに宿題をやってます。迷路やワークは、小学生の準備としてオススメです(‘ω’)ノ
小学校で心配なのは暴力をふるう子?
支援学級の先生からは、「暴力をふるわないか?」「噛んだりしないか?」を聞かれました。
先生としては、手が出てしまうタイプの子は心配とのこと。
娘は違うけど、確かにそういう子なら、他の生徒や先生自身がケガをしないように注意しないといけないからね。
おまけ)各小学校には特別支援コーディネーターがいる
各小学校には、特別支援コーディネーターが配置されています。
特別支援コーデュネーターとは、発達障害者の特別支援をするための教育機関や医療機関への連携、保護者への相談窓土を行う専門職を担う職員のこと。
ちなみに子供が通常学級に通っていて、発達が気になって子供に「配慮がほしい」って時は、担任の先生だけではなく、この特別支援コーディネーターに相談しても良いとのこと。
見学したその学校では、話をした教頭先生が特別支援コーデュネーターでした。
小学校の特別支援学級の見学と相談をしてみた感想
今回特別支援学級の見学と相談をしたことで、実際にどういう学級かが分かりました。
まさに「百聞は一見に如かず」です。
市の教育相談に行ったことで不安になったことも安心できたし、見学&相談できてよかったです。
教頭先生からはいつでも見学OKだし、気なることはいつでも相談して良いと言ってもらえたよ。
相談することで先生にも娘のことを知ってもらえるし、親も安心できる。気になることがあれば相談するのが良いよ。
その後、我が家は見学した小学校の特別支援学級を選択し、通ってます。もうすぐ3年生が終わるので、振り返ってみたのがこちら。
当初は悩んだし心配したけど、娘は通常学級の子と同じくらい国語や算数の学力もついてるし、何より楽しく小学校へ通ってます。
尚、特別支援コーデュネーターできる支援専門の先生が娘の入学時に赴任し、担任になってくれました。ラッキー♪
またこちらはchayoが、実際に子供の就学に向けてやったことをまとめました。ただし市町村によって違うと思うから、参考程度でお願いします。
最後に成長が遅い子には、「特別支援学級」以外にも、「普通学級+通級」や「特別支援学校」というケースもあります。療育で開催されたセミナーで教えてもらったよ♪