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こんにちは、里山移住者ブロガーのchayo(@bloggers_chayo)です。

4月から小学生になる娘のランドセルは悩みどころ。ランドセル事情も、親が子供の頃と変わっているし。っていうか、変わりすぎ。

そこで岐阜県内にランドセルを作っている工房「宇野カバン」で平日限定の説明会を開催していたので、参加。

そこで昨今のランドセル事情や基本、選び方のポイントetcを教えてもらったので、紹介します。

尚、写真は宇野カバンのHPからです(‘ω’)ノ

昨今のランドセル事情

ランドセル選びの時期は、年々早まっている!

ランドセル選びは、年々早くなってます

宇野カバンでも売り切れカラーが出るのが、2017年では7月だったのに、2018年で6月に。2019年は5月には出そうとのこと。

特に2019年はGWが10連休だったのもあって、そこにランドセル商戦をぶつけたらしい。

でもまぁ、どっちにしてもランドセル選びは、早くなっているんですよ。

2018年4月に実施されたランドセル購入時期のアンケートでも、6~8月が最も多くて、8月までに半分近くが購入しているとのこと。

ちなみに宇野カバンのような「工房」ではもっと早くて、2018年では5月の予約が一番多くて、7月までには全体の8割を超えたとのこと。


出典:ランドセル工業会 2018年4月実施

この表をグラフにしてみると、宇野カバンのような「工房」だと早いのがよくわかる。

6月までに全体の3/4が決まっているのに、アンケートだと1/4。工房でランドセルを注文するなら、早い方が良いよ!

アンケート結果 宇野カバンの予約時期

ちなみに以前はランドセルを選んだら、その時に持って帰るだった。でも最近は選んで予約して、数か月後に受け取るというのが主流。

ランドセルの購入先

アンケート結果によると、最も多い購入先は「大手ランドセルメーカー」で、次に「工房系」、「スーパーオリジナル」とのこと。

大手ランドセルメーカーはCMをバンバンやっている「天使のはね」や「フィットちゃん」、「ふわりぃ」などの購入だと思わる。

また最近は「工房系」での購入が増えてきているとのこと(‘ω’)ノ


出典:「アンとケイト」 2018年4月実施

ランドセルの人気色

男の人気色はアンケート結果からも宇野カバンでも、「黒系」がダントツ1位!

60%以上が選ぶから、いろいろな色があっても男の子は黒系が多いんだね。

それに対して女の子はいろんな色が人気。宇野カバンでは赤色に近いピンクもあって、ピンク系が多いよ。

最近では「キャメル」を選ぶ女の子も増えているとのこと(‘ω’)ノ

男の子人気色 女の子人気色

ランドセルの素材

ランドセルの素材は以下の3つ

  • コードバン
  • 牛革
  • 人口皮革(クラリーノ)

コードバン

コードバンは馬のお尻部分にある厚さ1ミリの緻密な繊維のコードバン層で、馬一頭からかぶせ2枚分しかとれない稀少な素材。

牛革よりもさらに肌さわり、風合い、耐傷性に優れていて、耐久性は牛革の3~4倍と言われている。

使いこんでいくと皮特有のツヤや深い味わいが出る。

デメリットは水に弱いこと、ランドセルが重くなること、カラーやデザインが限られること、値段が高価なこと。

ママ

見本を触らせてもらったけど、手触りが半端なく良くて、ビックリしたよ!

牛革

牛の皮を使った皮の素材。クラリーノよりも肌さわり、風合い、耐傷性に優れている。

使いこんでいくことで、皮特有のツヤや深い味わいがでる。

デメリットは水に弱いこと、ランドセルが重くなりがちなこと。

ちなみにクラリーノと牛革のランドセルは、200gの違い。chayoもしょってみたけど、わからない程度だったよ。

人口皮革(クラリーノ)

クラリーノはクラレという会社が製造している人口皮革(合皮)。

このクラリーノを使って、多くのメーカーがランドセルを作っている。

クラリーノの特徴は水に強いこと、お手入れが簡単なこと、軽いこと、安価なこと。

更に加工のしやすさからカラー・デザインのバリエーションが多いこと。

刺繍が入っているデザインは、ほぼクラリーノ。宇野カバンでもクラリーノしか刺繍はないよ。

デメリットは本革のような高級感がないこと、耐傷性が劣ること、使っていくことで本革のような深みや味わいが出ないこと。

ランドセル素材の特徴をまとめる

3つの素材の特徴をまとめるとこんな感じ。

牛革は全てにおいて〇で、△も◎もない。クラリーノは反対に〇がなく、◎か△。

ちなみにコードバンや牛革だと耐水性が低くて「雨だと心配」と聞いたけど、最近のランドセルは撥水加工がしてあるのが、ほとんど。

それに心配なら、雨の日用のカバーもあるよ!

購入したランドセル素材

購入したランドセル素材のアンケートでは、「クラリーノ」が67%と全体の半分以上、次いで「牛革」の28%、「コードバン」の4%となっている。

「牛革」素材のランドセルは工房系やデパートが中心。一方「クラリーノ」は大手のランドセルメーカーで広く販売されているからかな。

出典:「アンとケイト」 2018年4月実施

ちなみに下記の表は、工房の宇野カバンでの割合。牛革が62%と人気で、男の子の場合は75%にもなるよ。

一方、女の子は牛革とクラリーノが半々くらい。

クラリーノでしか刺繍ができないからかな。刺繍は可愛いワンポイントになるからね(‘ω’)ノ

ランドセル選びのポイント!

さて、いよいよランドセル選びのポイントです。

ランドセルのサイズ

2011年の教科書がA4サイズになったことで、全体的にランドセルもサイズアップ!

小学校のプリントもA4だから、プリントをはさむA4クリアファイル(22センチ)がすっぽり入るのは当然。

取りまとめに使うA4フラットファイル(23センチ)対応のサイズが、現在の主流です。

  • A4フラットファイル対応ランドセル
    内寸:縦 約31センチ×横 約23センチ
  • A4クリアファイル対応ランドセル
    内寸:縦 約31センチ×横 約22センチ

ここらは間違えやすいから、気を付けてね。クリアファイルではなく、フラットファイル対応が良いよ(‘ω’)ノ

また縦、横のサイズだけじゃなく、大マチの幅が広い大容量サイズも人気です。

重さ

軽いランドセルを選ぶ人もいるけど、極端に軽いランドセルは耐久性などに影響していないかを注意してね。

ランドセルの素材ごとにある程度の適切な重さがあるよ。

例えばクラリーノでは1000g、革製では1400gが一つの目安です。

宇野カバンのランドセルは、牛革は約1350gで、クラリーノは約1150gだよ(‘ω’)ノ

ちなみに教科書がA4になった頃に「ランドセルが重い」と言われるようになった。

でも宇野カバンさん曰く「ランドセル業界では、軽くするように頑張っている。教科書が重いのも原因!」とのこと。

教育委員会もようやく重い腰を上げて、教科書を学校に置いておく、いわゆる「置き勉」が許可されるようになりました。

でもロッカーが足りず、置き勉が進んでいないともいわれているから、その辺は子供が通う小学校の環境によりますね。

ちなみにchayoの娘が通うであろう小学校は、田舎だから同級生が少なくて、ロッカーはバッチリです!

背負いやすさが大事。背負って確認してね!

一番気を付けくてはいけないのが、コレ。背負いやすさ

6年間使うものだから、子供にフィットするのが大事です。

デパートなんかでも店員さんが言うのは、「背負ってみて、選んでください」とのこと。

ランドセルには背カンや肩ベルトが使われるけど、メーカーによってここら辺は様々。

子供の体系も人それぞれだから、実際に背負ってみるのが一番なんです。

特に肩ベルトと背中面のクッションは、直接、子供の体にあたるところだから、柔らかく仕上げてあるものがおすすめ!

ちなみに宇野カバンでは、クラリーノ素材のランドセルでも、背負うところ(背中面や肩ベルト)は牛革です。

また女の子は、ランドセルに髪の毛が挟まりにくいかも注意すると良いよ。

後日お店に行ったとき、娘もうれしそうに背負ってました♪

耐久性。四隅がしっかり縫ってあるのが良いよ!

全体を見るのが難しいから、大マチの型崩れ防止の補強状況や最もダメージを受けやすい「肩ベルト」を確認するのが、おすすめ。

また糸の縫い目を見ると良いよ。特に擦れやすい角部分に注目!

宇野カバンでは職人がしっかりと作っているから、隅もこんな風にしっかり縫ってあるよ。

色・デザインはお好み。ただ高学年になっても恥ずかしくないのを選んでね!

最近はいろんなデザインやカラーバリエーションも豊富。

ただ注意すべきは、高学年になっても恥ずかしくないデザインを選ぶこと。

キラキラすぎるランドセルを選ぶと、低学年はまだ良いけど、高学年になって後悔することもあると聞いたからね。

また薄い色よりも濃い色の方が傷が目立たなくて良いらしいよ!

ちなみに宇野カバンでは、高学年になっても恥ずかしくないカラーとデザインで、シンプル。

そこがchayoにもパパリンも気に入ったポイント。娘がどのランドセルを選んでも安心だからね。

おまけ。大人と子供の駆け引き

大人が「コレ、良いね!」って言っても、子供は違うのを選んで、揉めることがあると聞いたよ。

実際にママ友も「キャメルを薦めたのに、子供に嫌がられたよ」と言っていた。

子供は、親の思い通りにならないね。こちらでも嘆いてる親を見つけたよ。

おまけ。ランドセルは種類が豊富すぎて迷う!

イオンでランドセルコーナーを何気なく見てみたら、種類が豊富すぎて、頭がパンク!

選択肢が多すぎると、chayoは迷宮地獄に陥っちゃうんです。

chayoと同じような人は、「工房」やメーカーで選ぶとか、何か一つを基準にして、選択肢を狭めて選ぶと良いよ!

おまけ。平日限定の説明会の後にランドセルを見てきたよ!

説明会の後には、ランドセルをじっくり見てきました。

パンフレットと実物では色が若干違っているし、実際に手に取ってみるのが一番!

この時に150センチのchayoがランドセルを背負ってみたけど、意外にフィット。chayoでも無理なく使えます(笑)。

宇野カバンでは170センチでも背負えるように作っているとのことで、今は子供が大きくなっても背負えるように工夫されているんだなぁ。

尚、この時、謎にテンションが上がりすぎてランドセルを見まくっていたら、娘のお迎えに遅れそうになったことは、反省です。

ランドセル選びのまとめ

今回お話を聞いて、chayoが子供の頃と今ではランドセルがかなり変わっているなぁ~、と素直に思いました。

子供の頃は高学年になるとランドセルはペッタンコになっていたけど、今は型崩れ防止があるから、そんなことはない。

蓋を閉め忘れると、パカパカ~となっていたけど、今は自動でガチャンってなる(自動ロック式錠前)。

「男の子は黒、女の子は赤」だったから、カラーの選択で迷うことはなかった。

そもそも自分で選ぶこともなく、親から「これね」って渡されたしね。

でもランドセルって、小学生の6年間使うものだから、大事だよね。

ランドセルは種類も豊富だし、デザインも価格も豊富!

その中で、子供にとって満足なランドセルを選んでくださいね。

この記事がランドセル選びの参考になれば、嬉しいです(*^-^*)