2017年2月に石川県金沢市で開催された「「食」の未来を共に考えるシンポジウム2017 自然栽培で拓く食の未来」に参加してきました。

ココ、岐阜県上石津町からの参戦なんで片道3時間半かかり、しかも日帰り!朝早く家を出て、帰りは夜遅くで、ヘトヘト。更に3歳の子供付きだから、もう大変だった!!(ちゃっかり金沢グルメは堪能したけどね)

でもね、行ってよかったと思える内容でした。とっても刺激を受けまくってきました!!

”奇跡のリンゴ”で有名な木村秋則さんの講演が、私のお目当て。ちなみに木村さんは無農薬・無肥料・無除草剤でリンゴを育ててます。不可能と言われたけど、10年以上苦しんで、それを実現された人です。

今回はそんな無農薬・無肥料・無除草剤での栽培、”自然栽培”についての講演。驚きなのはJAは農薬や肥料を農家に売り、使うように指導していた。そのJAはくいも共催なんです。それだけでもビックリなのに、今JAはくいでは、この自然栽培をメインにしているんですよ!

ちなみに主催は”会宝産業”。この会社は自動車のリサイクル会社で、最近農業に参入したという会社です。

さて、そんな講演の内容を紹介します。っていうか、私のメモです。講演中、気になったことをメモメモしました(”ω”)ノ尚、娘はパパリンが見てくれたので、私は前の方を陣取り、一心不乱にメモ魔と化せれたよ。パパリン、ありがとう!

羽咋市長の開会挨拶でスタート

今回共催である羽咋市長さんの挨拶がスタート。日本は人口減少時代だが、地球規模では人口は増えている。日本の食料自給率は40%であることからも、数年後には食糧難になるかもしれない。

そして羽咋の目玉は”自然栽培”。平成21年から木村さんに講演してもらい、人材育成に力を入れている。そして日本の農業を引っ張っていく。

こちらは会場の様子。当日約700名が参加したとか!


出典:https://www.facebook.com/kaihosangyo/

木村さんの講演。演題「自然栽培が教えてくれたこと」

いよいよ木村さんの講演です。JAはくいは、自然栽培を理解してくれた。そして今回の主催である会宝産業。企業が農家のために、役立つことを始めている。時代は変わってきている!

今、木村さんは海外でも自然栽培の普及に走りまわっている。オーガニックはヨーロッパから。でもこの自然栽培を越すものはない。だからココ、日本からこの農業ルネサンスを発信させていく。日本人だからこそ、できる!

地球を守ることが必要!

300年で人間は地球環境を破壊している。だから21世紀は全ての修復が重要課題。

各地で起きている自然災害、環境破壊による温暖化。そしてこのまま自然災害が続けば、食料生産が落ち込み、食糧危機になる可能性はある。そしてこれは世界中の農家が利用する”生産資源”も大きな原因と言われている。

ここで農家が使っている肥料。撒いたチッソ肥料はどうなると思う?

  • 作物 10~15%
  • 雑草 10~15%
  • 土 20~30%
  • 残り40~50% はガス化をして、大気圏を破壊したり、 土に浸透して地下水を汚染!

だからアメリカは、”農家が今のまま栽培を続けていたら、温暖化はとまらない”とまで言っているのだ。

なぜ自然栽培がいいの?

ここで修復に何故自然栽培が良いのか?自然栽培は肥料・農薬・除草剤を使わないだけではなく、自然の生態系を壊さないから。

それに日本は硝酸態チッソ濃度に厳しい規定が必要!ヨーロッパでは、3000ppm以上は市場出荷規制があるのに、日本では無視?規制がない。抜き取り検査をしてみたら、日本では10000ppm以上のものが出荷されていて、健康への影響が懸念されている。

ここで米の腐敗実験。自然栽培米と、JAS有機米と、一般栽培米。米を水に入れて放置したもの。JAS有機米は、カビ臭くなり、一般栽培米は黄色くなった。それに両方とも悪臭がした。だが、自然栽培米は3か月でも変化しなかった。

また日本の野菜の栄養価は50年前と比べ、下がっている。データーは1951年→2000年のものだが、50年前と比べて、栄養価は1/10~1/5!例えばミカンはビタミンが2000IU→33IUとなっている!!これは長年に及ぶ肥料・農薬・除草剤の利用で植物が本来の活動ができないからか?

全ての農産物は、太陽・水・土、そして愛情で生まれる。肥料や農薬、除草剤なんて存在しないのだ!

TVで放送されないが、ある日本の島では水が飲めない。木村さんがその島に行こうとしたら、”今”の島の産業を守るためか、「島へ入るな!」と飛行場で邪魔された。「お金は命より大事か?」「若い世代は、お金より大事か?」と訴えて、飛行場から出してもらえたらしい。これには驚いたよ。

木村さんのりんご園は、雑草が伸び放題。でもりんごは育つ!

木村さんのりんご園は雑草が伸び放題。でも原野や山村を見れば、1000年以上も生態を続けている。もちろん肥料・農薬・除草剤など使っていない。そして虫も意外に少ない。その状態を木村さんはリンゴ畑に持ってきた。

最初は雑草も伸び放題になった。でも今は膝くらいまで。草が土を作っている!雑草は適度の水分を保持し、乾燥を防いでくれる(外気温31・5℃でも、草の中25.1℃!)。つまり、雑草は悪いものではない!!

自然栽培は自然の状態を利用する栽培

ここで土の中では何が起きている?土の温度が低く、固い層がある。これは農機具の重量や化学肥料が邪魔しているから。だから、土の温度を測定し、固い硬盤層を破壊することが重要。

また、ジャガイモは種イモの切り口を下にして植えてきた。それこそ何百年も。だが、実は上に植えた方が良い!種イモの下に芋ができて、土寄せも要らず、この方が理にかなっている。

ドイツでこの話をしたら、怒られたが、実際に収穫したら、木村式の方が大きいジャガイモができた。だから、ドイツではこの方法を認め、広がりつつある。

ママ

自然栽培には養分補給に大豆の根粒菌を利用するよ。根粒菌がいい働きをしてくれるんです

自然栽培では慣行栽培よりも収穫が劣る!

でもそんな自然栽培。今の慣行栽培よりも収穫は劣る。だが山形大学の粕淵先生が自然栽培を実施して、平均10a(8~12俵)も収穫できた!だから自然栽培でも、8~10俵は夢じゃない。これから工夫していけば、きっと収穫をあげることができる!

自然栽培の流れが起きている!

今、”自然栽培”の流れは起きている。国立弘前大学で、自然栽培の勉強会が開催され、全国から参加された。台湾や中国でも開催されているし、帯広でも以前は10人程度の参加なのに、今では多数が参加している。新潟総合学園は、バイオの授業でやっている。

また農水省と厚労省が支援しているのが、”障害者の自立支援に自然栽培”。障害者は月1万円の給料だが、今は7~8万円に払えるようになってきた!自然栽培と社会福祉施設とが、連携したからだ。そしてこの取り組みは海外で高い表を受けていて、全国に拡大中!

次世代のために何をすべきか?

これは世界中が考える大きな課題。人は小生物の働きを忘れているが、小生物は”食の生産”に大きく貢献している。

例えばミツバチ。この小さな昆虫のおかげで、受粉がされる。だから、もしこのミツバチがいなくなったら、人は餓死することになる!そんなミツバチに異変が起きていていて、ヨーロッパでは”農業”のせいではないか?と考えられている。

日本の「お寿司」「お酒」、「和食」は、世界の標準。だが、その材料に世界中から批判されている。日本は韓国と並び、農薬大国だからだ。

そして2020年の東京オリンピック。海外では、自国の選手たちに”日本の野菜は危ない”から、自国の野菜を送る計画まである。それくらい日本の食べ物は怖い!だから、2020年の東京オリンピックでは、自然栽培による安心・安全な食べ物で迎えましょう。一歩前に出る生き方をしましょう。

最後に木村さんは去年倒れ、長い入院生活を送った。それでもまだまだ自然栽培の普及を続けています。

講演 演題「農業を基軸とした地方創生にかける夢」

このシンポジウム主催の会宝産業株式会社 代表取締役会長 近藤さんの講演です。正直、私のメインは木村さんの講演だったし、”会社”の理念とかの話もあったのでアレだけど、でも素敵なことも話してくれました。個人的に面白かったことを( ..)φメモメモ

自動車のリサイクル会社だが、使える部品を世界に提供し、循環型の社会の構築を考えている。だから、農業に新たに加わることに。

地球温暖化が深刻な状況!

地球温暖化で南極大陸では、福岡県くらいの大きさの氷が解けようとしている。もし溶けたら、津波が起きるかもしれない。

永久凍土も解け始めている。もし解けたら、そこに眠っている大量のCO2が放出されてしまうかもしれない。

北極の氷も溶けている。そうしたら呆れたことに、溶けた氷の地下資源を掘ろうとする人たちまでいる!

未来のためにクリーンビジネスで経済を成長させる!

だから今までみたいに経済を成長させていくために環境を破壊するのではなく、環境の保全・修復につながるビジネる(グリーンビジネス)で、経済を成長させていく

廃油を利用して温室を作り、トマト栽培を始め、7年かけてトマトができるようになった。そして今度は自然栽培にチャレンジし、羽咋とJAはくいを応援して、共に歩む!なぜ羽咋と組んだかと言えば、””があるから。あのJAが自然栽培を推奨しているところがスゴイ。

今は異常気象が多い。不安になると、人は食料を買いだめする。だから、食料難は”一瞬”で起こるかもしれない。だから、それに備えておくことも必要。

この地球は未来の子供たちから預かったものだ。私たちにはそれを美しいまま彼らに引き渡す責任がある。

最後に私が、心に突き刺さったこと。”弱い人ほど、相手を許すことができない”。確かにそうかも。

尚、この会社で販売しているトマトをロビーで試食したら、めちゃクチャ甘くて美味しかった!ビックリしちゃったよ。また後で聞いたところ、我が家の3歳の娘は喜んで、10個くらい食べていたとか!

事例報告 「私が自然栽培を志した理由」

石川県野々市 林さん。師匠から木村さんのリンゴを渡され、”自然栽培”を志すことに(笑)。5年でJAはくいと一緒に、自然栽培でお米を作るように!JAはくいは、自然栽培の聖地!

次は名前忘れました(ごめんなさい)。自然栽培実践塾の農家さん。面白かったのは自然栽培で大事な”大豆”のことを話されました。

自然界最強の結合力はチッソ。この窒素を、大豆の根粒菌で植物がとりこめるようにしていく流れ。

チッソ→根粒菌→アンモニア→微生物→亜硝酸塩→微生物→硝酸塩→植物が根から吸収

多種多様な微生物・昆虫・植物たちが死んでサイクルを作っているのです。

JAはくい 代表理事組合長のあいさつで、閉会

最後にJAはくいの代表理事組合長のあいさつで閉会。印象的だったのは、JAはくいと羽咋市の取り組み。移住者を呼んで、空き家に住んでもらい、耕作放棄地を紹介している。”自然栽培”を推奨し、それで市を盛り上げている!地方を強くしようとしているんです!

また感じたのが、羽咋市とJAはくい。このタッグは最強ってこと!だって、”自然栽培”で町おこししているんだよ!だからこそ、こんなに参加者数を動員できたんだろうし、お土産も充実しているし。本当にすごい。JAって強力なパワーだね。

これで本当に市が盛り上がれば、他の地域もマネできるし、地方ならではの地域活性化の方法です!この取り組み、素敵(^^♪

だって自然栽培の安心・安全な食料が食べられるのなら、自分の手で作りだせるのなら、それこそ我が家みたいな”子連れ”に魅力的なんだもん。親なら子供に”安心・安全”な食べものを食べさせたいからね!あー、これを知っていれば、我が家もなぁ…

お土産で”自然栽培米”2合と、JAはくいで作った化粧品をもらった!

アンケートに答えたら、なんと自然栽培米2合とJAはくいで作った化粧品の「みたから天女」のトライアルセットをもらっちゃいました。パパリンのとあわせて2セットも♡

ちなみにJAはくいでは、自然栽培で作ったお米を”自然栽培 羽咋米”とブランド化して売っているんよ!すごいよね。あのJAが売っているんだもん。販売ネットワークがあるなら、農家さんも安心して作れるってもんですよ!

ただお値段を見たら、(20%offでも)10キロ9400円!!今食べているお米は30キロで8000円ほど。興味はあるけど、お高くて手が出ない…( ;∀;)でもまぁ、だからこそ、自然栽培にチャレンジすれば、それだけ付加価値あるお米が作れて、売れるわけなんですね。

自然栽培米2合を食べたら、もちもちだったよ!

さて、そんな高級な自然栽培米を食べる。最初の一口目は、”こんなもん?”。でも食べていくと、あら不思議。モチモチしていて、段々と美味しくなっていくぅ~。なんていうか弾力あるし、クセになる。そんなお味です。しかもね、冷めても美味しんですよ。これ、おにぎりにしたら、美味しいだろうな~。しっかり堪能できました♡

「みたから天女」のトライアルセット

お土産にもらった化粧品は、クレンジング、化粧水、クリームと石鹸の4点セット!ハトムギをたっぷり使った肌に優しい商品だとか。しかもコレ、JAはくいが開発&販売しているんだよね。早速使ってみたけど、しっとりでイイ感じだったよ(^^♪

講演会は行ってよかった!

講演会は遠くて大変だった。でも行ってよかった。生の木村さんを見れたし、声を聴けた。木村さんの熱い思いを聞けた。行ってよかったと思える内容でした。

我が家には3歳の娘がいます。だからその娘に”安心・安全”な野菜を食べさせたい!だから家庭菜園で、この”自然栽培”にチャレンジします!娘のために、ママとパパ、頑張るよ(*^^)v

ちなみにその後、木村さん方式でないけど、竹内孝功さんの自然菜園にトライしてます。もちろん無農薬・無肥料。特徴は”緑肥”を堆肥やマルチとして活用すること。

木村さんの著書を3冊読んだけど、自然栽培については少しだけ書いてある。でも本業がリンゴ農家さんってこともあって、野菜を具体的に育てる方法が少ないんです。でもこの竹内さんはとにかく実践的で分かりやすい。取り組みやすいよ!

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